ミラーリングやロールバックも可能な画期的な大容量クラウドサービスBitcasa〜Bitcasaのインストールと使い方

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bit42 BitcasaはDropboxやOneDriveと異なり、WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning) タイプのオンラインストレージサービスで、容量無制限が年間99ドルという破格値を売りに2011年にサービスを開始した。
2013年8月には日本語にも対応 したのだが、その三ヶ月後にプランが変更され、5GBまでが無料(友人招待などで最大20GB)、1TBが年99ドル、5TBまでが年499ドル、無制限 は年999ドルと、無制限プランの料金が一気に10倍まで跳ね上がった。ただし、値上げ前に契約している既存ユーザーは、価格据え置きで更新できた。
が、この改悪からわずか1年後の2014年10月、Bitcasaから左図のようなメールが届いた。

表題は「プラン変更」。内容は2014年11月15日に容量無制限プランを撤廃。使用している容量が1TB以下で、容量無制限プランへ加入している貴方には、次のオプションがあります。
1)同じ価格で1TBのプレミアムプランへ変更。
2)1ヶ月99ドル、もしくは年999ドルで10TBのプロプランへ変更。

2014年11月15日までにプラン変更しなければ、全てのファイルが削除されます。

前回のプラン変更で価格が10倍になった際に、怪しいなとは思っていたが、これは予想外だった。
無料で使用できる 容量が少なくなるだけなら納得もできるが、この更なる改悪によりBitcasaの魅力はほとんど失われてしまった。奇しくも同じ時期にMicrosoft はOffice365のユーザーに対し、OneDriveの容量を現行の1TBから無制限にすると発表。

Bitcasaのプランは1TBが月額1200円でDropboxと同じ。日本向けのOffice 365 Soloは 月額1274円で、PC2台までOfficeが使えてOneDriveが無制限。WebDAVを利用するためにはOtixoの有料プラン月額4.99ドル に加入が必要だが、それでも月額2,000円以内で容量無制限のオンラインストレージと最新のMS Officeが2ライセンス、そして(使い勝手は別として)WebDAVの環境が手に入る。

2ヶ月ほど前にBitcasaの有料プランを更新したばかりだったが、「アカウントを削除すれば残期間の料金は払い戻される」という記載を信じ、必要な データをダウンロード後にアカウントを削除。支払いはPayPalを利用していたが、アカウント削除後すぐにPayPalに払い戻しが行われた。

※下記の内容は容量無制限時のもので現在のプランとは異なります。

ストレージ(記憶装置)タイプのクラウドサービスには代表格のDropboxSkyDrive、後発のGoogleDriveな どがあるが、いずれもローカルディスクとクラウドストレージを同期する仕組みになっているが、Bitcasaはローカルディスクの容量に関係なく、クラウド上に確保されているストレージを使 用できる
例えば、120GBのSSDで稼働しているノートパソコンに、200GBを超える音楽ファイルは保存できない。このローカルディスクの制限はそのまま DropboxやSkyDriveの制限になるが、Bitcasaを使用するとあたかも大容量のドライブが接続されているかのように、音楽ファイルにアク セスができるようになる。
ただし、Dropboxはオフラインでもローカルディスクのデータへアクセスが可能だが、Bitcasaはオフラインではアクセス不能になるデメリットが有る。

Bitcasa 公式ページ

Bitcasa ダウンロードページ

square インストール

システム要件はWindows XP(SP3)以降、Windows8・WindowsRTをサポート。XP(SP3)のみ32Bitでその他のOSは32bit/64bitいずれも 可。
Androidはバージョン3.0以降に対応。

Windows Server2012は非対応になっているが、掲載のないWindows Home Server2011では問題なく動作する。

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アカウントの作成

クラウドサービスなので初めにアカウントを作成する。

トップページの「いますぐサインアップ」をクリックすると左図のページに移行するので、各項目を入力して「ご登録」をクリック。

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続いて左図の項目を入力後、「利用規約に同意します」のチェックボックスにチェックを入れて「ご登録」。

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プラン選択のページに移行。

無料プランは10GBなので、取り敢えず無料プランにチェック。

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これでアカウントの作成が終了。

続いて「アプリをダウンロード」をクリック。


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インストール

クラウド上にあるBitcasaの記憶域にアクセスするためのアプリケーションをインストールする。

Windowsではインストール後、Bitcasaはリムーバブルディスクとして認識されるようになる。

ダウンロードページにある左図赤枠部分の「ダウンロード」をクリック。
言語選択のドロップダウンリストが開くので、「日本語」を選択。

Bitcasa Setup x.x.x.exeというインストーラーがダウンロードされる。

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インストーラーを起動すると、セットアップウィザードが開始する。

「次へ」

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インストール先の指定。

特にこだわりがなければ初期設定のまま「次へ」。

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スタートメニューへのショートカット作成。

これもこだわりが無ければ初期設定のまま「次へ」。

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追加のタスク。

「Windows起動時にBitcasaを自動起動する」にチェックを入れて「次へ」。

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設定が終了したので「インストール」をクリック。

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インストール中、左図のように「エクスプローラー」の終了を促すメッセージが出るので、「自動的にアプリケーションを終了 する」を選択後、「次へ」。

エクスプローラーを終了することで、一瞬だがシャットダウンするような感じになるが問題はない。

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「完了」をクリックするとアプリケーションのインストールが終了。

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ログイン

インストールしたBitcasaを実行すると左図のようなログイン画面が出る。

アカウントは作成済みなので、左図赤枠の「アカウントをお持ちの方」を選択して「次へ」。

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アカウント作成時に入力したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」。

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複数のデバイスでBitcasaを使用する場合に備えて、コンピュータの名前をつけて「次へ」。

初期設定ではWindowsに登録されているコンピュータ名になる。

後述するミラーリング機能を使用すると、Bitcasaの領域上にMirrored Foldersというフォルダが作成され、その中に各デバイス名のフォルダが作成されるので、コンピュータ名は重複しない、認識しやすい名称を推奨。

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これでログインが完了したので「次へ」。

ツアーが開始するので「次へ」。

最後に「コンピュータを安全に保つ」というタイトルで「すべての私 のファイル」が選択された画面になるが、ここでは「今はしない」を選択
更にツアーが続行され、最後に「完了」をクリック。

ちなみに「すべての私のファイル」に含まれるのはアドレス帳・デスクトップ・マイドキュメント・ダウンロード・お気に入 り・マイミュージック・マイピクチャー・マイビデオ・保存したゲームなど。

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デスクトップにはBitcasaのショートカットが生成されている。

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Bitcasaはリムーバブルディスクとして認識され、使い方も通常のリムーバブルディスクと同じ。

無料プランでは10GBのスペースが確保されているが、リムーバブルディスクとしては7GBになる。
ちなみに有料プランにすると、左図のように「7.99EB」と表示される。

EBは「エクサバイト」と読み、100万テラバイトになる。
1000MB=1GB(ギガバイト) 
1000GB=1TB(テラバイト)
1000TB=1PB(ペタバイト)
1000PB=1EB(エクサバイト)


square 使用方法

Bitcasaは前述のとおりリムーバブルディスクとして認識されているので、外付けハードディスクのような感覚で使用で き、クラウド上に保存されたファイルは同一アカウントを使用したデバイスであれば、オンラインを前提にアクセス可能。
ただ、あくまでも記憶領域なので、複数のデバイスから1つのファイルにアクセスしてリアルタイムの共同編集には対応していない。
Dropboxの場合、同時に複数のデバイスが同一ファイルにアクセスして変更を加えると、各ローカルディスクに保存されたファイルがアップされるため、 Dropboxフォルダ内にデバイス名が付加されたファイルが出現するが、Bitcasaはローカルディスクのファイルをアップしているわけではないので、最後に保存されたファイルのみが存在することになる。

Bitcasaは直接クラウド上のファイルを編集しているように見えるが、実際にはYouTubeなどのストリーミング再生と同様、ローカルディスクにキャッシュ領域を確保して、データの転送を行っている。当然、キャッシュ領域が大きいほど転送処理がスムーズになる。
キャッシュ領域は指定したローカルディスクの空き容量によって計算され、おそらくキャッシュの保存先に指定したディスクの空き容量の50%の領域に対して20%のキャッシュ保存域を確保している。ただし、キャッシュ領域を変更できるのはWindowsのみで、Androidでは設定できない(※Mac・iOSは未検証)。

クラウドサービス全般については クラウドサービスの利用と基礎知識 を参照。

複数のオンラインストレージを一元管理する Otixoの設定と使い方はこちら

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設定

タスクトレイに表示されている左図赤枠部分のBitcasaのアイコンを右クリックで「設定」を選択。

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設定画面が開くので「詳細」をクリック。
ここでキャッシュの保存先を変更できる。

はじめにキャッシュを保存するフォルダを任意の場所に作成。
保存先フォルダは空き容量の多いドライブをに作成すると、Bitcasaが空き容量の50%の領域に対して20%のキャッシュ保存域を自動で確保する。

Bitcasaにキャッシュサイズを計算させず、任意のサイズを指定する場合は、左図の「Bitcasadでキャッシュを 管理」のチェックを外し、任意のサイズを設定する。

キャッシュサイズの他に「アカウント」ではコンピュータ名の変更やアカウント情報の確認が行え、「一般」では自動起動や自 動ログインなどの設定が可能。

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基本操作

Bitcasaはネット回線で接続されている外付けハードディスクのようなものなので、普通にハードディスクとして使用で きる。
ただし、あくまでオンラインが前提なので、オフラインの場合は全くアクセスできなくなるので要注意。

新規フォルダの作成や削除、移動なども通常のドライブと同じ。
フォルダ内のファイルも関連付けられているアプリケーションで問題なく編集できる。

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ミラーリング

Bitcasaの特筆すべき機能の1つがミラーリング。

任意のフィルダにミラーリングを設定することで、指定したフォルダが自動的にBitcasaのクラウドスペースへバック アップされる。
次項目の「コピー」と異なるのは、ミラーリングは文字通り、鏡のようなもので、指定したフォルダと同期して、常に最新の状態をバックアップする。

ミラーリングを有効にするには、任意のフォルダを右クリックし、表示されたメニューから「Bitcasa」→「このフォル ダをBitcasaにミラーする」を選択。

※無料プランの場合、容量が10GBまでなのでミラーリングするフォルダサイズに注意が必要。有料プランでは容量が無制限 になる。

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ミラーが設定されると左図赤枠部分のようにフォルダのBitcasaの雲のアイコンが追加される。

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ミラーリングが設定されるとBitacasa内にMirrored Foldersが生成され、その中にミラーリングを行った各デバイスのフォルダが作られる。

ミラーリングを設定したフォルダは自動的にBitcasaはバックアップされるだけでなく、別のデバイスからアクセス、編 集することも可能。
※ファイルが完全にアップされるまでは他のデバイスからは見えない。

デスクトップをミラーリングしていれば、うっかりデスクトップへ置き忘れたファイルにも出先からアクセス可能なる。

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コピー

ミラーリングと似ているが、コピーは選択したフォルダを文字通りBitcaseへコピーするのみで、ミラーリングのような 継続的な同期機能はない。
そのためコピーしたフォルダへファイルを追加しても、追加分のファイルはBitcasaに反映されない。

ミラーリングは同期するため、データを削除すれば、Bitcasa内のデータも削除されてしまうが、コピーの場合は Bitcasaで削除を実行しない限りデータが保存されるメリットがある。

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コピーしたファイルやフォルダはBitcasaのトップに保存される。

もちろん保存されたデータは別のフォルダに移動可能。

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レストア(復元)

Bitcasaはファイルの更新履歴を保持しており、過去のバージョンにロールバックできる。

タスクトレイに常駐しているBitcasaアイコンを右クリックし、「Web上でBitxcasaにアクセスする」を選 択。

ブラウザが起動して左図のようにBitcasaのドライブ内が表示されるので、左図赤枠部分の「バージョン」をクリックし てカレンダーを表示させる。

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ロールバックしたい日時を指定する。
時間は左図赤枠部分でスライダーを移動して操作する。

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まるでタイムスコープで見ているかのように、Bitcasa内が指定した日付の状態になる。

ここで削除したフォルダも見えるので、復元するファイルまたはフォルダをチェックし、左図赤枠部分の「送信」アイコンをク リック。

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左図のようにダウンロード用のURLが表示される。

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表示されたURLをコピーしてブラウザで開くと、左図のように「+Add to Your Bitcasa」「ダウンロード」と2つの選択肢が表示されるので、希望の方法を選択する。
「+Add to〜」は該当のファイルまたはフォルダをBitcasa内に復元し、ダウンロードは通常のDLと同様、保存先を指定してダウンロードする。

起動したブラウザが予めBitcasaにログインしていれば直接左図のページを開くことができるが、ログインしていない場 合は先にログインが必要。

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タイムトラベルから帰還するには左図赤枠の「リセット」をクリックする。

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共有

Bitcasaの共有は、共有相手にドライブの一部を開放するのではなく、任意のフォルダやファイルをダウンロード可能にするだけなので、共有相手からこちらのBitcasaへファイルをアップロードすることは出来ない。
メールで添付できないサイズのファイルを送信するときなどに有効。

Bitcasaドライブ内のフォルダ、またはファイルを選択して右クリックし、「Bitcasa」→「これを友達に送信する」を選択。
ミラーリング設定しているファイルやフォルダの場合は、ローカルドライブから操作可能。

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レストア(復元)の際と同様、ダウンロード用のURLが発行されるので、共有相手にメールなどを使用してURLを送信する。

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iTunesでBitcasaを使用

HDDをSSDに換装したノートPCにとって巨大なファイルは天敵。とは言え、動画や音楽のために外付けHDDを持ち歩く気にもなれず、今まではSlpash Topを使用してきた。
ただ、Splash Topは1つのIDに対してアクセスライセンスが5台に限定されてるので、少々使い勝手悪い。

そこでノートPCにiTunesをインストールして、Bitcasaにミラーリングしてある自宅サーバの音楽フォルダ(130GB)を認識させてみた。

まずライブラリに追加した際、ローカルドライブにコピーされたら一大事になるので、「設定」→「詳細設定」で左図赤枠部分のチェックを全て外す。

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「ファイル」から「フォルダーをライブラリに追加」を選択。

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Bitcasaドライブ内にあるMirrored Foldersから自宅サーバの音楽フォルダを選択。


さすがに130GBのファイルを認識させるのには時間がかかる。
アルバムのアートワークまで取り込むのに数時間必要だが、取り込んでからは至って快適。

空き容量の少ないPCにとってBitcasaは非常に有用なツールになる。

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Android端末

Bitcasaのアプリをインストール。

アプリはこちら

ホーム画面ではBitcasaドライブ内のファイルが、画像・音楽・動画・文書に分類され、サムネイルで表示される。

表示されている音楽や動画はストリーミング再生が可能。
また、ギャラリーなど共有設定が可能な部分には、Bitcasaが選択肢に追加される。

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左端からスワイプするとメニューが出てくる。

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マイドライブをタップすると、Bitcasaドライブ内のフォルダが表示される。

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不具合

Bitcasaは通信の不具合やログインに問題があると、左図のようにタスクトレイのBitcasaアイコンにバルーンに 「Bitcasaはインターネット接続が見つかりませんでした。ネットワーク接続後に、ログインされます。」と少々おかしな日本語のバルーンが表示され、 データにアクセスできないという事態に陥る。
ログインができないとBitcasaのドライブアイコンは表示されないが、データそのものが消失しているわけではない。

左 図は意図的にネットワーク接続を無効にしているのだが、Bitcasaのサーバに不具合が生じてログイン出来ない際も、同様のバルーンが出現する。一見す るとローカル側の不具合と勘違いしやすいが、インターネットに正しく接続している状態であればBitcasa側の不具合と思って良い。

Bitcasa側の不具合であれば対処法は「待つ」しかないが、ブラウザでアクセスするとログインできる場合もある。




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