CDリッパーの定番ソフト CDex〜CDexのインストールと使い方

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CDex CDex

CDex 公式ページ

CDex ダウンロードページ

高音質なMP3のエンコーダとして定評のあるLameを実装しているCDリッパー。シンプルで使いやすく、現在のバージョンではデフォルトで日本語にも対応しており、エンコーダの選択肢も豊富になっている。
CDexに実装されているエンコーダではMP3の他、Ogg Vorbisや可逆圧縮のOgg FLAC、無圧縮のWAVなど多様なファイル形式に対応している。
また、外部エンコーダを指定することも可能で、CDexに実装されているエンコーダより新しいバージョンがある場合などに便利である。

ただし、AACファイルにエンコードする場合に限り、CDexではなくiTunesを使用したほうが良い。iTunesにはAACを拡張したHE-AACが実装されており、CDexのAACエンコーダよりも音質が良い。


square インストール

公式ページには対応しているOSとしてWin95〜Vistaまでになっているが、Windows7 64Bitでも問題なく動作する。
また、Microsoft Visual C++ 2005が必要だが、使用環境にインストールされていない場合は、Visual C++ 2005が自動的にインストールされる。

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ダウンロード

CDexのダウンロードページから、ベータ版かステーブル版を選択する。
ステーブル版(安定版)の場合は、使用しているOSによってインストーラーが異なる。(左図の下部赤枠部分)

ベータ版は左図赤線部分をクリックしてインストーラーをダウンロードする。
※ベータ版はWin95以降のOS に対応

使用に際して全く問題はないが、ベータ版に抵抗がある場合はステーブル版をダウンロードする。

リンクをクリックすると別ウインドウでリンク先が表示され、自動的にダウンロードが開始する。

以下はベータ版のインストール。

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セットアップ

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、左図のように言語選択メニューがでる。
デフォルトで「Japanese」になっているので、そのまま「OK」をクリック。

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CDexの日本語セットアップウィザードが開始。

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ライセンス契約に「同意」して「次へ」をクリック。

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使用しているOSの選択。

左図赤線部分に使用しているOSが表示される。
デフォルトで「Hybrid Version」になっているので、そのまま「次へ」をクリック。

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ASPIのインストールとレジストリ登録を行うか選択。

ASPIはCDexが光学ドライブを認識するために必要なドライバなのでチェックを入れる。
レジストリ登録はデフォルト通りチェックを入れた状態で良いが、レジストリへ書き込みを避けたい場合はチェッ クを外しておく。

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インストール先を指定する。デフォルトではCドライブのProgram Folderになっているので、変更する場合は指定する。

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使用環境にVisual C++ 2005がインストールされていない場合、左図のようにVisual C++ 2005のインストールが開始する。

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Visual C++ 2005のインストール後、スタートメニューへの登録画面になるので、デフォルトのまま「次へ」でCDexのインストールが開始する。

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インストールが完了し、セットアップウィザードを終了すると、左図のようなメッセージが出て、「Ok」をク リックするとブラウザが起動。

CDexの使用にあたって「寄付」のお願いが表示される。
寄付はPayPalに対応。


square 使用方法

音質にこだわるなら理論的に無圧縮のWAVか、FLACなどの可逆圧縮ファイルになるが、WAVはサイズが大 きく、FLACは汎用性に欠けている。
MP3はビットレートが256Kbps以上ならWAVと遜色が無いと言われるが、再生する楽曲のジャンルなどに よっても大きく左右されるため、一概にベストな設定というものはない。
結局、自分が納得する設定を探すことになるわけだが、一般的にはMP3やAACで256kbpsもあれば高音質になる。逆に128kbps以下では音の劣 化が分かるようになる。

ビットレートやファイル形式などCDのリッピングに関してはこちらも参 照

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日本語化

CDexの初回起動時は 左図のように英語表示になっているため、「Option」→「Select Language」→「Japanese」を選択して日本語に変更する。

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基本設定

「オプション」→「設定」、または「F4」キーを押すと左図のような設定画面が開く。

エンコードやビットレートなど若干の知識が必要だが、全く分からなくても、設定そのものは難しくはない。

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右のメニューリストから「ファイル名」を選択し、保存時のファイル名形式を設定する。

デフォルトでは%1¥%2¥%7-%4になっており、次のような階層とファイル名になる。

アーティスト名フォルダ
  アルバムタイトルフォルダ 
     0付きトラックナンバー”−”トラック名

ファイル名の形式は「%1」や「%2」というパラメーター文字列で表示されており、ファイル名形式を入力する 箇所へマウスのカーソルを持って行くと左図のように、文字列の説明が表示される。また、左図赤枠部分の「?」をクリックしても同様の説明が表示される。

ファイル名形式は基本的にはデフォルトのままでOKだが、CDexで変換したファイルをiTunesに取り込 む場合は、トラックナンバーを認識しないので、次の設定を行う必要がある。

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右のメニューリストで「Tags」を選択する。

ID3 Tag VersionはデフォルトでID3_V2.3にチェックが入っているが、そのチェックを外し、ID3_V1にチェックを入れる。

これでiTunesに取り込んだ際にトラックナンバーを認識するようになる。
ただし、ID3タグのバージョンを下げたため、データサイズは128Bで文字数にも制限が発生する。

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再度「ファイル名」の設定メニューに戻り、ファイルの保存先を指定する。

「WAV→MP3」はPC内のオーディオファイルを変化した際の保存先。
「トラック保存先」はCDからリッピングした際の保存先になる。

いずれも保存先のパスを入力するか、CDex18を クリックして保存先を指定する。

保存先のパスに「マイミュージック」など半角英数以外の文字列が含まれている場合は、次回CDex起動時に文字化けしてパスが不正になるため、使用しないほうが無難。もちろ ん、毎回指定しなおす手間を厭わなければ、それ以外での支障はない。

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ID3タグの自動取得

CDexはCDのアルバムタイトルやトラック名などをオンラインで自動取得が可能なため、その機能を有効に する。

右のメニューリストから「リモートCDDB」を選択し、左図赤枠部分上の「E-mail」の箇所に、適当なE -mailを入力する。
例えばexample@mail.comなどでOK。

更に左図赤枠部分下の「CDDBに自動接続」にチェックを入れる。

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CDのアルバムタイトルやトラック名はCDそのものにテキスト情報として埋め込まれているものもあれば、その 情報がないものもある。

CDexはFreeDBというフリーのCDDBデータベースへ接続し、オンラインでアルバムタイトルなどの情 報を取得する。

データベースへの接続を許可せず、CDにもテキスト情報が存在しない場合、CDを読み込むと左図のようになる。

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左図はCDに埋めこまれているタイトルなどのテキスト情報「CD-TEXT」を読み込んだもの。

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左図はリモートCDDBで取得したもの。リモートCDDBからの情報は汎用性の高い状態で取得できるため、基 本的にはリモートCDDBを使用する。

また、この他に「Player」というフリーの再生ソフトで使用するCDDBからもタイトル情報を取得でき、 FreeDBで情報を取得できない場合に利用することも可能。ただし、別途でPlayerのインストールが必要になる。

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エンコードの設定

エンコードはCDexのデフォルト設定がMP3になっているため、MP3ファイルへ変換する場合は、特に指定する必要はないが、音質のなど最低限の設定は必要になる。

設定を行うには右のメニューリストから「エンコード」を選択する。

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CDをMP3へ変換

「エンコーダ」の中にはMP3と名のつくものが2つ存在するが、「Lame MP3 Encoder~」を使用する。

Lameは前述のとおり高音質で定評のあるコーデックである。

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CDからMP3を作成する処理には2通りあり、CDからWAVファイルを作成し、WAVファイルからMP3を 作成する方法と、CDからダイレクトにMP3を作成する方法である。

WAVファイルへ変換してからMP3を作成したほうが変換処理は確実だが、ワンテイク増えるため時間がかかる。
そのため「オンザフライ」というCDから直接MP3へ変換する手法が一般的になっている。

WAVファイルへ変換後にMP3を作成する場合は、左図赤枠部分の「オンザフライMP3エンコード」のチェッ クを外すだけである。また、作成されたWAVファイルを残す場合は左図青枠部分の「エンコード後、WAVファイルを残す」にチェックを入れる。この場合、WAVファイルもMP3ファイルも同じフォルダ内に保存される。

左図赤線部分の「Riff WAVファイルに変換」にチェックを入れると変換したファイルを更にWAVファイルに変換する。この機能の用途は別にあるので、MP3への変換時には必要ない。

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音質の設定については、Lame側にプリセットが用意してあるため、それらを使用するのが最も手軽である。

Very High Quality(q=0)  最高音質設定
High(q=2)   高音質設定
Normal(q=5)   通常設定
Low(q=9)
 低音質設定

一応、理論的には上記のようになるものの、左図のような設定では「Very High Quality」と「Low」では、出力されたMP3ファイルのビットレートはほぼ同じで、ファイルサイズも同じ、音質もスピーカー出力で差を感じられな かった。

Version1.70 Betaでは上記のプリセットはおそらく全てNormalもしくはHighの設定で 処理されると思われ、ビットレートは200kbps前後になる。

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--alt-preset fast extreme 高音質設定
--alt-preset fast standard 通常設定

このプリセットにははっきりとした違いがあり、「extreme」はビットレートがほぼ250kbps以上、 「standard」は200kbp前後のビットレートになる。
※VBRのためトラックによってバラつきがある。

もちろん「extreme」にするとファイルサイズは「standard」よりも増加する。

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--alt-preset ABR 平均ビットレート

平均ビットレート(ABR)は可変ビットレート(VBR)の一種で、VBRで起こるビットレートのバラつきに 対し、一定の水準を設けて可変させる方式である。

左図赤枠部分に平均値となるビットレートを入力する。

ABRの数値を250で指定すると、全体的に250kbpsに近いビットレートになり、前述の「fast extreme」や「fast standard」と比較して、トラックごとのビットレートの差異が少なくなる。

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--alt-preset CBR 固定ビットレート

すでにVBRやABRなどの可変ビットレートは一般化したため、現在ではこれらのMP3ファイルを再生できな いプレーヤーはほとんどないが、一昔前には固定ビットレート(CBR)しか再生できないプレーヤーが存在していた。

CBRは文字通りビットレートを固定するため、データが多いところでは不足し、少ないところでは余りが出るた め、効率は良くない。

CBRの指定は左図赤枠部分でビットレートを指定するだけである。ビットレートをMP3の最大値である320kbpsで変換したい場合はCBRを使用する。

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その他の設定項目

モードはMP3の場合、J-Stereoが良いとされている。

「プライベート」「チェックサム」「オリジナル」「著作権」にはチェックを入れない。

VBR Methodはプリセットによって変化するので触らない。

VBR Qualityは「VBR 2」でOK。

サンプリングレートはCDと同じ44100に設定する。

この設定で、後は音質のプリセットだが、MP3で高音質を求めるなら「fast extreme」。
ファイルサイズを小さく、音質もできるだけ損ないたくない場合は「fast standard」が良いと思われる。

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設定が終了したら「OK」をクリックする。
リモートCDDBを自動接続に設定している場合は、左図のように対象CDのタイトルを取得する画面が起動する。

通常左図の画面は自動的に消えるが、取得したタイトルが複数存在する場合は、下図のようになる。

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取得したタイトルがジャンル違いなどで複数存在する場合は、左図のように目的のタイトルを選択することにな る。

タイトルを選択したら「NEXT」をクリックする。

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取得したアーティスト名やジャンルなどを訂正する場合は、左図赤枠部分で可能。

ジャンルはID3V1で決められているものを選択でき、「編集」→「ジャンルの追加・編集」でリストにない ジャンルを追加することも可能。
ただし、設定でID3のバージョンをV1にした場合、追加されたジャンルは認識されない。

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次にリッピングするトラックを選択する。
左図の状態では反転している1曲目しかリッピングされないため、全曲を選択するには「Ctrl+A」、または1曲目をクリックし、「Shift」を押しな がら最後の曲を選択する。
また、複数の曲のみをリッピングするには、「Ctrl」を押しながら、対象のトラックをクリックしていく。

リッピングするトラックを選択したら、左図赤枠部分のアイコンをクリックするか、「F9」、または「変換」→ 「CDをMPEGに」を選択する。

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変換中は左図のようなダイアログが出て、進捗を確認できる。

ジッターが発生すると音飛びや音質低下の原因になるため、もしジッターエラーが出るようであれば、「オンザフ ライ」を解除して、WAVファイルに一度変換するなど、設定を変更する。

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CDをWAVに変換

CDは原音に近いリニアPCM形式で、圧縮されていない音源である。
MP3はこの音源から人の耳では聴き取れないデータ部分から削除して、ファイルサイズを大幅に縮小する。
ただ、圧縮率が高いとやはり音の違いは出てくる。また、大なり小なりデータを圧縮しているため、理論的にCD音源とMP3では音は劣化している。

WAV(AIFF)ファイルはPCM形式でCDの音源を圧縮せずに取り込むが、当然ファイルサイズも元のまま なので、1秒あたりのサイズは172KBになり、4分の曲で41.3MBほどの大きさになる。

WAVファイルでの出力は特に設定する必要がなく、CDを挿入後、変換するトラックを選択し、左図赤枠部分の アイコンをクリックするか、「F8」、または「変換」→「CDトラックをWAVに」を選択する。

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トラックの指定範囲を変換

CDexでは音声データの編集はできないが、トラックの一部を指定して任意のファイルへの変換と、複数のト ラックを1つのファイルに結合することができる。


CDをドライブに挿入後、左図赤枠部分のアイコンをクリックするか、「F10」、または「変換」→「トラックの部分取出・合成」を選択する。

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アイコンをクリックすると、左図のような画面が起動する。

赤枠部分で出力するファイル形式を選択。MP3の場合は事前に音質の設定をしておく。

トラックから1部分を抽出する場合は、開始点・終了点ともに同じトラック名であることを確認し、抽出したい部 分を分:秒で指定する。その際フレームの入力は必要ない。

トラックを結合して出力する場合は、開始点となるトラックと終了点となるトラックを左図のように指定する。
結合ではトラックの順序を入れ替える事はできず、1曲目と3曲目を結合するなど、トラックを飛ばすこともできない。

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WAVファイルをMP3に変換

CDからではなく、既存のWAVファイルをMP3やその他のファイル形式に変換するには、初めに「設定」で変 換したいファイル形式のエンコードを選択する。

次に左図赤枠部分のアイコンをクリックするか、「F11」、または「変換」→「WAV→MPEG」を選択す る。

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WAVファイルがあるフォルダを選択する。左図赤枠部分をクリックすると、フォルダの選択画面が起動する。
デフォルトではWAVファイルが格納してあるフォルダを選択する必要がある。ただし、フォルダ内にサブフォル ダがあり、全てのサブフォルダ内のWAVファイルを認識させたい場合は、左図赤線部分の「サブフォルダ参照」にチェックを入れる。

変換するWAVファイルを選択して「変換」をクリックして実行。
ファイルは任意で選択でき、その場合は 「Ctrl」を押しながら対象のファイルをクリックして選択する。

変換したファイルの出力先は冒頭で設定した「WAV→MP3」で指定した場所に保存される。

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MP3などのファイルをWAVに変換

MP3などすでにデータが損失している状態のものをWAVに変換しても、ファイルサイズが増大するだけで音質 が回復するわけではないので、MP3などの可逆圧縮ファイルでは、WAVファイルに変換するメリットはほとんどない。

ただ、FLACなどの可逆圧縮ファイルはデータを損なわずに圧縮されているため、WAVにすることで無圧縮状態に戻すことができる。

変換の手順は左図赤枠部分のアイコンをクリックするか、「F12」、または「変換」→「MPEG→WAV」を 選択。
後はWAVファイルをMP3へ変換するのと同様である。

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その他のエンコード

CDexにはMP3のエンコーダだけでなく、MP3よりも高音質だと言われているOgg Vorbis(オッグ・ヴォルビス)や可逆圧縮のFLACなど多くのエンコーダを実装している。

「設定」の「エンコーダ」メニューで「エンコーダ」の選択リストには左図のように一覧表示されるため、使用す るエンコーダを選択する。
ただ、AACに関しては前述のとおりiTunesを使用したほうが良い。また、Ogg VorbisやFLACファイルなどはデフォルトで再生に対応しているプレーヤーが限られているため、汎用性はあまりない。




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