DVDオーサリングソフト DVDStyler〜DVDStylerの使い方

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DVDStyler DVDStyler

DVD Styler 公式ページ

DVD Styler ダウンロードページ

動画ファイルをDVDプレーヤーで再生したい場合、単にコピーするのではなく、オーサリングという作業が必要になる。
DVDStylerは動画ファイルをDVDプレーヤーで再生できるようにするDVDオーサリングソフト。

MPEG・H.264・DiviX・Xvid・FLV・WMVなどメジャーなフォーマットに対応しており、別 途エンコードする必要もなく、簡単にDVDビデオを作成できる。さらにDVDStylerはオリジナルのメニューが作成でき、ISOイメージでの出力や ビットレートの設定も可能。

square インストール

セットアップウィザードは日本語化されているが、途中で「Hao23」という中華のポータルサイトを強制的にホームページにしようとする箇所があるので、迂闊に「次へ」で進んでいくと後が厄介なので要注意。

ダウンロードするインストーラーはwin32となっているがWindows7 64bitでも動作可能。

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ダウンロード

ダウンロードページから、windowsは左図赤枠の箇所をクリックすると、ページが切り替わりダウンロード開始。

ダウンロードページではbeta版もダウンロードできるようになっているが、安定版を使用。

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セットアップ

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、セキュリティ警告がでるので「実行」。

次に言語選択の画面がでるので「Japanese」を選択して「OK」。

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セットアップウィザードが日本語表記になるので、後は指示通りに進む。

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使用許諾書が表示されるので「同意する」にチェックを入れて「次へ」。

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以前はkikinというブラウザのインストールが厄介だったが、最新版で”Quick Installation”を選択していると、Hao123という中華の検索エンジン百度(バイドゥ)のポータルサイトをデフォルトのホームページにし、 Hao123をブックマークに追加、ページが見つからない場合もHao123へアクセスするようになってしまう。

無論、そこは断固拒否したいので、必ず左図赤枠部分のように「Custom Installtion」を選択し、以下のチェックボックスのチェックを全て外しておく

kikinの時も「インストールしない」のラジオボタンが半分隠れていたり、その部分だけが英語表記だったりしていたが、やはり最新版でもそのあたりは変わってないらしい。

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インストール先を指定。

デフォルトはCドライブのプログラムフォルダなので変更する場合は指定して「次へ」。

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スタートメニューへのショートカット作成を訊いてくるので、デフォルトのまま「次へ」。
もし作成しない場合は「プログラムグループを作成しない」にチェックする。

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次に追加タスクの選択。
デスクトップアイコンやクイックタスクを作成するか選択する。

「Associate Files」はファイルの関連付け。
DVDStylerで作成したプロジェクトファイルをDVDStylerに関連付けるので、チェックを入れておく。

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インストールの準備が完了。
後は「インストール」をクリックするだけ。


square 使用方法

作業はDVDStylerが素材の動画ファイルに対応していること、更に素材のサイズがDVDディスクに収まる ことが前提条件。
メジャーな動画フォーマットには対応しているが、アマレココなど独自のコーデックを使用した動画は非対応。そのような動画 ファイルを使用する場合は、XMediaRecodeAviUtlなどで先にエンコード作業が必要。
また、素材のファイルサイズも重要で、片面1層のDVD-Rは4.7GB。このサイズはビットレート4500kbps、フレームレート 29.97fpsで約2時間の動画を保存できる。ビットレート4500kbpsはDVD画質のボーダーラインで、この数値を下回ると画質は劣化する。
※素材がAVCなどのフルHDやHDで高画質・高圧縮フォーマットの場合は、DVDにした時点で画質は劣化する。また、素材がDVD画質を下回る場合はビットレートを上げても画質が向上するわけではない

DVDStylerには「VMメニュー」「メニュー」「タイトル」「チャプター」「タイトルセット」がある。
・VMメニュー(ビデオマネージャーメニュー):通常は表示されずDVD挿入時に最初に読み込まれるメニュー。
・メニュー:通常のメニュー画面。
VMメニュー・メニューともに背景画像やコマンドボタンなどの設定が可能。
・タイトル:タイトルがついた動画。(短編でも長編でも1つのストーリーになっている動画ファイル)
・チャプター:タイトルの中の区切り。
・タイトルセット:タイトルをひとまとめにした大きなくくり。

複数の動画を1つのタイトルにチャプターとしてつなげることも可能で、タイトルを再生すれば最後まで再生される。
複数のタイトル作成した場合は、通常は1つのタイトルが終了した時点でメニューへ戻るが、、再生終了時に次のタイトルを再生するように指定することで連続再生が可能になる。
タイトルセットは複数のタイトルをまとめて単体として扱う仕様。極端に言えば3つのタイトルセットがある場合、3枚のDVDが一つのDVDに収まっているような状態。
それぞれ意味や仕様は異なるものの、設定方法によっては同じような動作になる。

下記の使用方法はVDownloderでダウンロードした「Happy Tree friends」という短編フラッシュアニメをDVD化。
今回の動画素材は短編アニメが15話のため、1タイトルに4つのファイルをチャプターとして追加し、5話を1つのタイトルとしてまとめている。
更にAviUtlでカットしたオープニングムービーを挿入し、メニューにはHappyTreeFreindsのサウンドを流す。また、メインメニューとは別にチャプターメニューも作成する。

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新規プロジェクトの設定

DVDStylerを起動すると左図のダイアログが開くので、作成するプロジェクトの設定を行う。

ディスクラベル:
DVDディスクやISOファイルを作成するときに使用するファイル名。全角文字を使用せず必ず半角英数で入力する。

ディスク容量:
使用するDVDディスクを指定。
一般的な片面1層のDVDなら4.7GB、片面2層(DVD-R DL)なら8.5GB。サイズに制限を掛けない場合は「無制限」を選択。

映像品質:
ビットレート設定。「自動」では使用するファイルサイズに応じてビットレートが調整されるが、MPEG-2ファイルで2時間を超える素材は、ビットレートが4000kbpsを下回るので注意が必要。
ビットレートは8000kbps(8Mbps)〜2000kbps(2Mbps)までドロップダウンで選択でき、カスタムで更に細かな指定も可能。

映像形式:
日本のDVD規格はNTSCのため「NTSC」を選択。

横縦比:
画面のアスペクト比。素材のアスペクト比が4:3のものを16:9にすると横伸びする。また、クロップ(切り抜き)処理はできない。
ちなみに4:3の動画素材を使用して16:9にすると拡大処理は左右に黒い縁が入るレターボックスになる。

音声形式:
MP2かAC3を選択。両者に極端な違いはないが、ドルビーデジタル(AC3)はビットレートの上限値が高く、逆に下限値が低いのがMP2。

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メニューテンプレートの選択

予めメニュー用のテンプレートが用意されているので、テンプレートを使用すれば手軽にメニューを作成できる。

今回はオリジナルメニューを作成するため「テンプレートを使わない」をクリック。

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作業画面

DVDStylerは3つのスペースで構成されている。

左図緑枠部分はファイルブラウザ、背景画像、ボタンなどのタブで構成され、素材を選択するスペース。

左図青枠部分が「タイトルセットマネージャー」と呼ばれるスペースで、動画ファイルやメニューを追加する。

左図赤枠部分が「メニューエディタ」と呼ばれるスペースで、メニューの作成を行う。

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素材となる動画ファイルを追加

ファイルブラウザで対象の動画ファイルが入っているフォルダを開くと、右側にサムネイル表示されるので、左図赤枠のタイトルセットマネージャーのフレームへドラッグしてファイルを追加。
複数の動画ファイルをチャプターとして1つのタイトルでまとめるには、タイトルとなる動画を追加し、チャプターにするファイルを「Ctrl」キーを押しながら同様にドラッグする。
また、ファイルブラウザを使用せず、動画ファイルが入っているフォルダから直接ドラッグアンドドロップしても追加可能。

メニューバーのdvdstyler15 をクリックしてもファイルを追加できるが、この方法ではチャプターとして追加することができない。

動画ファイルをチャプターとして追加すると「タイトル1」「タイトル1-2」「タイトル1-3」という表記になる。

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「jumppadを作成」を有効にする

jumppadはメニューのボタンなどから他のメニューやタイトルに移動(ジャンプ)するコマンド。

DVDStylerはデフォルト状態でjumppadが無効になっているため、毎回必須の作業。

メニューバーから「DVD」→「オプション」→「jumppadを作成」にチェックを入れる。

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メインメニューを作成

左端のタブを「ファイルブラウザ」にし、メニューの背景にする画像があるフォルダを選択。
エクスプローラの右側にフォルダ内の画像が表示され、対象の画像をダブルクリックすると、メニューエディタ(左図赤枠部分)に反映される。

背景にする画像はNTSCの解像度である720 x 480を上回る解像度の画像を使用した方が良い。
また、横・縦の比率も解像度に準じた物にする。画像は自動的に拡大縮小されるが、比率が異なると横幅に合わせるため上下部分がカットされる。

モニタ部分に縁があるのはセーフエリア。
テレビは表示する際にオーバースキャンといって上下左右をカットして拡大表示するため、端の部分は表示されない可能性がある。
オーバースキャンはテレビの機種によって異なるが、枠内に収めていれば、ほぼ表示可能域。

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メニューの背景に動画を設定したり、BGMを挿入する場合は、メニューエディタ上、またはタイトルセットマネージャーのメニューを選択して右クリックメニューを出し、プロパティを開いて設定する。

動画を背景に設定する場合は、「背景」の「イメージ画像」の左図赤枠部分をクリックすると、ファイル選択のウインドウが開くので、ファイルの種類を「画像」から「全てのファイル」に変更し、対象の動画ファイルを選択する。
ただし、動画ファイルを背景にすると、メニュー上に配置したボタンや文字がDVDを作成した時点で消えたり、表示がおかしくなる。ただ、各ボタンに設定されたジャンプ機能は生きているので、再生時に表示が崩れたボタンを操作することは可能。

音声の挿入は背景の選択と同様に、「音声」の箇所でファイルを指定する。挿入できる音声ファイルは「AC3」と「MP2」のみ。MP3などの音声ファイルを挿入したい場合は、XMedia Recoderなどでエンコードしてから使用する。
BGMをエンドレスで繰り返し再生するなら「Loop」にチェックを入れる。

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メニューにコマンドボタンを追加

左の「ボタン」タブをクリックして、好みのボタンをメニューエディタにドラッグする。
「ボタン」と文字で表記されているものは、文字の変更が可能。

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各タイトルの動画をサムネイル表示する場合は、タイトルセットマネージャーから各タイトルをドラッグする。
ただし、配置した動画ファイルはメニュー上で動画として再生するのではなく、静止画としてサムネイル表示されるだけ。
また、複数の動画ファイルをチャプターに設定した場合、各チャプターをドラッグしてもチャプター1の動画ファイルになる。各チャプターの静止画をサムネイ ル表示したい場合は、予め各チャプターの静止画をキャプチャーするなどして、別途で画像を用意するか、もしくは、チャプターとして設定せず、タイトルとし て追加し、再生時に連続した動画になるよう設定する。

ボタンやファイルのサムネイルを配置する際は、メニューエディタ上で右クリックメニューを出し、「グリッド」を表示させると配置がしやすくなります。

メニューにボタン類ではなく、テキストを追加する際は、メニューエディタ上で右クリックメニューを出し、「追加」→「テキスト」でテキスト入力のウインドウが開く。
テキストはメニューやタイトルへジャンプするコマンドは使用できず、単に文字を表記するのみ。

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チャプター用のメニューを作成

メニューはタイトルセットマネージャーの上で右クリックメニューを出し、「追加」→「メニュー」で追加。

追加したメニューも先程と同じ要領で背景を設定。

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メインメニューと同様、ボタンタブから好みのものをドラッグして配置する。

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ボタンの設定

メニューエディタにドラッグしたボタンをダブルクリックして、プロパティを開き、各項目の設定する。

「アクション」の項目でジャンプ先を指定。
メインメニューには「PLAY ALL」という全編再生のボタンを作成するため、「PLAY ALL」ボタンには「タイトル1」「チャプター1」を選択し、「全タイトルを再生」にチェックを入れる。
この設定で「PLAY ALL」を選択すると、タイトル1チャプター1から全タイトルを再生するようになる。

次に各タイトルへのジャンプ設定は、各タイトルとチャプター1に設定。

チャプターメニューへのジャンプは、ジャンプ先を「メニュー2」に設定。

チャプターメニューの各チャプターにジャンプする設定もそれぞれ指定する。

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「外観」では文字列の設定や文字色、フォント設定ではフォントの種類やサイズを選択できる。
※フォント設定で使用できるのは英字フォントのみ。

文字の背景色設定や背景色の透明度設定も可能。

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動作設定

メニューや動画ファイルの詳細設定は、各ファイルをダブルクリックするか右クリックメニューでプロパティを選択。

プ リ・コマンドは、そのタイトルやメニューを表示する前に行う動作。
例えば、メニューを作成せず、DVD挿入後に本編の再生を始めるには、メニューのプロパティでプリ・コマンドのドロップダウンリストから「jump title1;」を選択する。これでメニューが再生される前に、タイトル1へジャンプさせることが可能。

同様にポスト・コマンドはメニューやタイトルの再生終了後に行う動作設定。デフォルトでは各タイトルやチャプターは「call vmgm menu 1;」になっている。
vmgm menu(ビデオマネージャーメニュー)は通常のメニューよりも先に読み込まれる非表示のコントロールメニューで、デフォルトでメニュー1を呼び出す

各 タイトルのポスト・コマンドに「call vmgm menu 1;」を設定することで、タイトル再生終了後にビデオマネージャーメニューが呼び出され、ビデオマネージャーメニューがメニュー1を呼び出す。この動作はドロップダウンリストから「call menu」を選択した時と同じ。

1つのタイトル終了後、次のタイトルを再生するにはポスト・コマンドに次に再生するタイトルを指定する。ただし、「全てのタイトルを再生」にチェックを入れたコマンドは、この設定をしなくても全タイトルが再生される。

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チャプターの設定

DVD Stylerは長い動画ファイルの任意の箇所にチャプター設定することも可能。

再生時間が10分を越えるファイルは、DVDStylerがデフォルトで10分毎にチャプターを作成する。
任意のチャプター設定は「hh:mm:ss」の書式で、カンマで区切って追加する。

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VMメニューを追加

今回はオープニングムービーを先に再生させてから、メインメニューを表示させる仕組みを作るため、VMメニューを追加。

VMメニューはタイトルセットマネージャーのフレーム内で右クリックメニューを出し、「追加」→「ビデオマネージャーメニュー」を選択。

普通にメニュー1のプリ・コマンドにオープニングムービーへジャンプする設定をしても良いが、その設定ではメニュー1を呼び出す度にムービーが再生されるため、DVD挿入時のみ再生する仕組みを作る。

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オープニングムービーをタイトルとして追加し、VMメニューのプリ・コマンドにオープニングムービーのタイトルを指定。これでDVD挿入時、指定したタイトルへジャンプして、オープニングムービーが再生。

次にオープニングムービーのプロパティを開き、ポスト・コマンドに「call menu;」を指定。

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更に各タイトルのポスト・コマンドが「vmgm menu 1;」になっているので、これを全て「call menu;」へ変更する。

この変更をしなければ、タイトル終了後、vmgm menuを呼び出すため、オープニングムービーが再生されてしまう。

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ISOイメージファイルを作成

全ての設定が完了したので、DVDへ焼く前に設定が思い通りに動作するのか確認する。

DVDStylerには作業途中でのプレビューがないため、実際にどのように動くのか確認できない。そのため設定が完了した時点で、ISOファイルを作成して確認する。

dvdstyler30 ツールバーのDVD作成アイコンをクリックして、左図のウインドウを開いて設定する。
「生成のみ」にチェックをいれると、VOBファイルが入ったフォルダが作成される。
確認時はISOファイルの方が良いため、「ISOイメージファイルを作成」にチェックを入れ、「開始」をクリックする。

※作成されたISOファイルはSMプレーヤーなどではなく、Virtual Clonedriveなどの仮想ドライブでマウントし、メディアプレーヤーなどで再生しないと、実際の動きが確認できない。


左の動画はISOファイルをVirtual Clonedriveでマウントして、メディアプレーヤーで再生テストしたもの。
再生テストで思った通りに動作しないときは設定を見直し、再度ISOファイルを作成して、テストを繰り返す。
確認後、特に問題がなければ作成したISOファイルをImgBurnなどのライティングソフトでDVDに焼いて完了。

ただ、ISOファイルはパソコン上での動作のため、実際にDVDプレーヤーで再生したときに、問題が生じる可能性がある。そのため、DVDに書き込む際は、始めに「DVD-RWのメディア」を使用して、DVDプレーヤーで再生テストした方が確実。

DVD Stylerを使用したオリジナルDVDの作成手順はこちらを参照




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