P2Pタイプの自動フォルダ同期ソフト Live Mesh〜Windows Live Meshのインストールと使い方

Freesoft Title


Freesoft Zone

mesh Windows Live Mesh


mesh442012年12月13日 MicrosoftはLive Meshのサービス提供を2013年2月13日で終了すると発表。
12月14日には左図のようなメールがMicrosoftから届いた。

要はSkyDriveにDropBoxと同様の同期機能が備わったため、Live Meshを廃止してSkyDriveに移行させるのが狙いらしい。

そもそもSkyDriveとLive Meshは全く異なるサービスなのだが、提供元が「終了する」と言っている以上、為す術はない。

Live Meshの終了告知ページ

Live Meshはファイルの同期サービスで、リモート接続とともにWindows Live Essentialに含まれているプログラム。
Windows XPからWindows 7の移行へ躍起になっているMicrosoftの策により、現在のLive MeshはWindows Vista、Windows 7とMacOS X(英語版)のみで、2011年4月現在でもWindows OSのシェアNo1のXPは非対応になっている。 ちなみに、Live Meshの前身であるWindows Live Syncは、同様の機能を提供しつつXPにも対応していたが、Live Meshへと統合されたことでXPがサポートから外された。

ファイル同期はオンラインストレージを利用したDropboxがあるが、Live Meshのファイル同期はDropboxとは別物になる。
Dropboxは専用アプリケーションをインストールし、「Dropbox」フォルダに格納したフォルダやファイルをオンラインストレージにアップロードするため、最新のファイルはオンラインストレージに保存されており、PCを起動(Dropboxにアクセス)するだけでファイルの同期が実行される。また、WindowsXP以降のOSに対応しているが、無料で使用できる容量は2GBという上限がある。

meshLiveMesh のファイル同期は、オンラインストレージを介して行われるのではなく、P2P(Peer to Peer)タイプの同期プログラムになる。そのため同期する場合は、ファイルの送信元と受信側、双方のパソコンが起動していることが大前提になるが、ファ イルのサイズや容量はハードディスクのサイズに準じるため実質的には無制限。
また、Live Meshにはリモートデスクトップの機能があり、リモートの許可を与えたパソコンには、ブラウザからリモート操作が可能になる。この機能はブラウザを使用 するため、リモートされるPCはWindows7が必要だが、リモートするPCはWindows XPでも構わない。

square インストール

Windows Live MeshはWindows LiveのIDによってデバイスを認識するため、Windows Live IDの取得は必須。
また、当然のことながらLive Meshは同期をとる全てのPCにインストールする必要がある。

mesh12
アカウントの作成とサインイン

Windows Liveのアカウント作成ページになる左図赤枠部分の「サインアップ」をクリックする。

mesh13

各項目を入力する。
ここで登録したメールアドレスがWindows Live IDになる。

メールアドレスは「live.jp」と「hotmail.co.jp」が選択できるが、どちらでも構わない。

mesh14

登録したアカウントが有効になれば、左図のようなWindows Liveのトップページに移動する。

Windows Live IDを取得したことで、Webメール・メッセンジャー・SkyDrive(オンラインストレージ)・Office(オンラインドキュメント)が使用可能になる。

mesh15
ダウンロード

Live meshのダウンロードページ、またはWindows Live Essentials 2011 のページから、インストーラーをダウンロードする。

左図はLive Meshのページで、赤枠部分の「今すぐダウンロード」をクリックすると、インストーラーのダウンロードが開始する。

mesh16
セットアップ

ダウンロードしたWikndows Flagのアイコンをしたインストーラーを起動すると、左図のようにEssentials2011のインストールが開始する。

mesh4

Windows Live Essentials2011には、Live Meshの他、Outlook Exの後継メールソフト、動画編集ソフト(ムービーメーカー)、メッセンジャー・フォトギャラリーなど多くのプログラムが含まれている。
それらのプログラムを全てインストールする場合は、「Windows Live Essentialsをすべてインストール」を選択。

Live Meshのみをインストールする場合は「インストールする製品の選択」を選ぶ。

余計なプログラムのインストールを避けるため、ここではインストールする製品を選択する。

mesh5

「インストールする製品の選択」をクリックすると、左図のようにインストールするプログラムの選択画面になるため、「Windows Live Mesh」にのみチェックを入れて「インストール」をクリックする。

mesh7

インストールが完了。「閉じる」をクリックする。

mesh9

Windows Live Meshが起動し、サインインの画面になるため、取得したwindows Live ID(メールアドレス)とパスワードを入力してサインインする。

左図の画面が自動起動しない場合は、「全てのプログラム」から「Windows Live」→「Live Mesh」を起動し、サインインする。

このインストール作業をフォルダ同期をとるパソコン全てに実行しておく。
また、パソコンの起動時に自動的にフォルダ同期を開始させるため、「IDとパスワードを保存する」「自動的にサインインする」にチェックを入れておく。


square 使用方法

Live Meshの設定を行う際は、事前に同期をとるパソコン全てにLive Meshをインストールし、同じWindows Live IDでサインインを済ませておく必要がある。
もちろん、同時に起動させておく必要はなく、それぞれのパソコンにインストールしたLive Meshで1度サインインすると、そのパソコンを「場所」として認識するようになる。
同期可能なファイルサイズは、1ファイル5GBでも全く問題ない。フォルダ内に4GB〜5GBの動画ファイルが5つほどあるものを同期すると、同期完了に 時間はかかるが全て同期される。オンラインストレージなどを利用していないため、ファイルサイズの制限はないと思われる。

Live Meshは当然ながら常駐アプリケーションで、タスクトレイにアイコンが表示される。ただ、関連アプリケーションを含めると常時80MB〜90MBのメモリを消費するため、ある程度メモリに余裕がなければ、他の作業に支障を来す可能性がある。

mesh17
フォルダの同期

Windows Live Meshを起動させる。

mesh21

上図の赤枠部分がLive Meshのアイコン。このアイコンをクリックするとメニューが表示されるので、「Windows Live Meshを開く」を選択する。
またはスタートメニューから「すべてのプログラム」→「Windows Liuve」→「Live Mesh」。

左図のようなLive Meshのメイン画面が開いたら、赤枠部分の「フォルダーの同期」をクリックする。

mesh18

同期するフォルダの選択画面に移行。

マイドキュメント・マイピクチャ・マイビデオ・マイミュージックの各フォルダを同期設定に指定した場合は、各PCの該当フォルダと同期をとる。

また、上記のフォルダ以外のフォルダを同期設定すると、個人フォルダの直下に同期したフォルダが生成される。

個人フォルダの直下とは、Cドライブ→ユーザー→ユーザー名フォルダの中である。そのためCドライブの空き容量には注意が必要。
また、Cドライブ以外のドライブに同期フォルダを置きたい場合は、マイドキュメントなどのフォルダをデフォルトの場所から移動設定しておく。
マイドキュメントなど各フォルダの移動は、、Cドライブ→ユーザー→ユーザー名フォルダの中にある該当フォルダのプロパティを開き、「場所」タブで移動先を指定して「移動」をクリックする。
この手順を踏まず、フォルダだけを移動させても、マイドキュメントなどのフォルダとしてOSが認識しなくなる。

mesh20

同期するフォルダを選択し「同期」をクリックすると、Live Meshがインストール済みで、同じWindows Live IDによってサインインされたパソコンが一覧で表示される。
この時、他のパソコンでLive Meshの設定を行っていない場合は、「SkyDrive」のみ表示される。

左図は現在、設定を行っているPC以外に3台のマシンと同期することが可能になっている。
表示されている各PCの空き領域は、Cドライブのみのサイズで、パーテーションで分割されたドライブは認識されていない。

表示されているPCから、同期するパソコンをにチェックを入れて「OK」をクリックすると同期処理が開始する。

mesh22

同期されているフォルダは左図のように一覧で表示され、各フォルダをクリックすると、左図青枠部分にフォルダの場所や共有設定、左図赤枠部分同期しているデバイスとその状態が表示される。

mesh23

同期先のデバイスは左図のように同期の進行状況が表示される。
「Windows Live Meshは実行されていません」と表示されているデバイスは電源が入っていないPC。このPCも起動すると自動的にフォルダの同期が開始される。

mesh24

同期設定した既存のフォルダに、同期するデバイスの追加や解除をする場合は、上図赤枠部分の「デバイスの選択」をクリックし、左図の画面で設定を行う。

同期の解除はチェックを外し、追加はチェックを入れるだけ。また、同期そのものを解除する場合は、全てのチェックを外すとLive Meshの画面からフォルダが消え、同期設定が解除される。

mesh40
フォルダの共有

指定したデバイスと同期をとれるため、Live Meshには指定フォルダを共有できる機能が備わっている。

但し、共有先の相手がWindows Live IDを取得していることが条件で、更にフォルダを同期する場合は、共有先にLive Meshがインストールされていなければならない。

共有を許可した相手は、Live Meshにより対象のフォルダを同期することが可能で、フォルダ内のファイルの削除・編集なども可能になる。当然、変更された内容はLive Meshによって同期されるため、元データも変更される。

mesh39

オンラインストレージ「SkyDrive」を同期するデバイスとして追加しておくと、共有を許可 した相手はフォルダを同期しなくてもSkyDrive経由でファイルのダウンロードが可能になるため、共有先の環境がWindowsXPの場合などは、 SkyDrive を使用する必要がある。

共有の手順はLive Meshの画面で、左図赤枠部分の「共有する相手」の「自分のみ」というリンクをクリックする。

共有する相手:「自分のみ」をクリックすると、左図のように共有先のメールアドレスを入力する画面になるため、赤枠部分にメールアドレスを入力し、「保存」をクリックする。

mesh37

上図でメールアドレスを入力して「保存」をクリックすると、左図のように共有先へメールが届くので、メールに記載のある「招待の表示」をクリックして共有の設定をする必要がある。

mesh38

メールの「招待の表示」をクリックすると、ブラウザが起動しWindows Liveへのサインイン画面になる。

サインインすると、左図のように同期フォルダの共有について「承諾」または「辞退」を選択する。

mesh41

Windows7で予めLive Meshがインストールされている環境では、「承諾」すると同期フォルダが共有される。

フォルダ同期を開始する場合は、左図赤枠部分の「このフォルダの同期を開始」をクリックする。

mesh42

同期先のデバイスを選択して「保存」で完了。

この設定を行っていれば、同期フォルダに新たな画像を追加すると、共有先のフォルダと同期するため、画像をオンラインストレージやメールなどで送信する手間が省ける。

同期する場合は、双方のPCが起動していることが条件だが、オンラインストレージSkyDriveを同期ストレージとして設定しておくことで、この条件を回避できる。
ただし、SkyDriveの容量は5GBが上限のため、同期するファイルサイズには注意が必要。

mesh43

WindowsXP の環境で共有招待メールから「招待の表示」をクリックすると、左図のように「Windows Live Essentialsをインストールして下さい」と表示される。しかし、Live EssentialsはWindows XPには非対応のため、実質的に同期する手段はない。

ただ、共有元でSkyDriveを同期デバイスに追加しておけば、左図赤枠部分のように、Windows XP環境でもSkyDriveの中が表示されるため、ファイルを渡すことは可能。しかし、同期フォルダではないため共有先でのファイルの編集等は反映されない。

mesh26
リモートアクセスの設定

Live Meshにはフォルダ同期の他に、リモートアクセスの機能がある。
機能的にはリモートデスクトップと同様だが、リモートデスクトップはWindows7 Professional以上のエディションを実行しているPCにしか接続できない事に対し、Live MeshはLive Meshを実行しているPC、つまりWindows Vista以降のOSを実行しているPCに接続できる。

リモートアクセスの設定はLive Meshを開き、左図赤枠部分の「リモート」をクリックすると、リモートの設定画面に移行する。

mesh29

リモートのページでは、現在使用してコンピュータのリモート状況が表示されている。

リモートを有効にするには、左図赤枠部分の「このコンピュータへのリモート接続を許可」をクリック。

mesh30

アカウントにパスワードが設定されていない場合、左図のようなメッセージがでる。

リモートを有効にする場合は必ずパスワードの設定が必要になるため、メッセージにあるとおり、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」でパスワードを設定するか、コントロールパネルの「ユーザーアカウント」でパスワードを設定する。

mesh31

パスワードが設定されている場合は、左図のようなメッセージが表示され、自動的にリモート接続の設定が行われる。

mesh32

リモート接続の解除は、左図赤枠部分の「リモート接続を禁止」をクリックするだけでOK。

mesh25
リモートアクセスの実行〜ブラウザ編

ブラウザからリモートアクセスを実行する場合は、Windows Liveのページで左図赤枠部分の「Devices」を選択する。

但し、リモートアクセスが可能なブラウザはIE6.0以降のみで、FirefoxやChromeでは接続できない。

mesh28

デバイスのページでは左図のようにLive Meshで登録したPCが表示され、リモートアクセスが可能なPCには、左図赤枠部分のように「このコンピュータに接続」と表示される。

リモートアクセスを開始する場合は、「このコンピュータに接続」をクリックする。

mesh1

初回接続時に左図のようにActiveXコントロールが追加されることがある。
ActiveXコントロールはIEに機能を追加するプログラム。

mesh33

WindowsXPを実行しているPCから、Windows7を実行しているPCへリモートアクセスを開始。

mesh34

リモート接続が完了。

すでにリモート先PCの画面が表示されており、マウス・キーボードでの操作が可能。
後はパスワードを入力してログインする。

mesh26
リモートアクセスの実行〜Live Mesh編

Live Meshがインストールされている環境では、Live Meshを開き、左図赤枠部分の「リモート」をクリックする。

mesh27

ブラウザのデバイスページと同様、Live Meshに追加されたPCが表示され、リモートアクセスが可能なPCには左図赤枠部分のように、アイコンがカラーで表示され、「このコンピュータに接続」というリンクがある。

mesh35

Live Meshを実行しているノートPCから、メインPCへ接続。
当然、ノートPCのOSもWindows7かVistaであることが前提。

ブラウザでの接続と同様、リモートアクセスに成功。
Live Meshでの接続ではブラウザは起動せず、新たなウインドウが開く。

mesh36

リモートアクセス機能は便利だが、「PCを遠隔操作する」といっても、所詮はネット回線経由のため、常に快適な状態で作業が出来るわけではない。作業途中で回線が速度が低下すると、ハングアップに近い状態になり、アクセスが切断されたりもする。
そして何より、リモートするPCが起動している事が前提のため、仕事先で自宅のPCにアクセスしたくても、自宅のPCに電源が入っていなければ役には立たない。
更に、マイクロソフトの排他主義により、ブラウザからの接続はIEのみのため、Puppy Linuxなどからの接続も不可能。



line