Android端末の基本とクラウドの活用

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 Android1 Android端末の基本とクラウドの活用

AndroidはGoogleが開発したオープンソースのプラットフォームで、日本でスマホ普及の引き金となったiPhone3Gが発売された2008年に、Androidはバージョン1.0がリリースされている。
Androidのバージョンにはお菓子にちなんだコードネームがアルファベット順で付けられており、Applepie(ver.1.0)、Banana Bread(ver.1.1)、
Cupcake(ver1.5)、Donut(ver1.6)、Eclair(ver.2.0,2.1)、
Froyo(ver2.2)、Gingerbread(ver.2.3)、Honeycombo(ver.3.x)、
Ice Cream Sandwich(ver.4.0)、Jelly  Bean(ver.4.1,4.2,4.3)、 KitKat(ver.4.4)になっており、次期バージョン「L」のコードネームは「Lolipop」「Licorice」が有力らしい。

日本でAndroidが注目を浴びたのは2010年に発売されたSAMSUNGのGALAXY Sで、発売当初に搭載されていたのはバージョン2.2のフローズンヨーグルト(Froyo)。
2010年の末にはジンジャーブレッド(ver.2.3)がリリースされ、翌2011年の初めにタブレット用のハニーコンボ(ver.3.0)をリリース。
アイスクリームサンドイッチ(Ver.4.0)以降はスマホとタブレット共通になり、2012年には7インチタブレットの火付け役となったNexus7が最新バージョンのゼリービーン(ver.4.1)を搭載してGoogleから発売。
翌2013年にはネスレ社(スイス)とのコラボでバージョン4.4「KitKat」がリリースされ、ネスレからはAndroidバージョンのKitKatが発売されて話題になった。



square Android端末

とかくAndroid端末はiPhoneやiPadと比較され、やたらとディスられている気もするが、使い勝手は決して悪くない。ただ、ユーザビリティという点に関してはiPhoneが優っている。
Android端末は高いポテンシャルを持っていながら初期状態ではそれを十分に発揮できていないため、マニア向けだとかコンピュータリテラシーが必要だとか言われてしまう節がある。
確 かに、電話とメール、後はLINEやTwitterなどのSNSとソーシャルゲームを利用する程度のライトユーザーなら、Android端末よりも iPhoneの方が分かりやすいと思うが、ツールとしてAndroid端末はiPhoneやiPadに決して引けをとっていない。

マルチタスクと空きメモリ

iPadが発売された当初、「iPadはシングルタスク(単一処理)なので気が散らずに作業へ集中できる」と、アバタもエクボ的な記事を読んだことがある。
iPhoneやiPadに搭載されているiOSはシングルタスクではなくマルチタスク(複数処理)なのだが、ユーザーが実行するアプリケーションの起動が1つに制限されている。
ア プリを実行中にホームに戻り、別のアプリを起動すると、それまで実行中だったアプリは停止状態になる。この停止(サスペンド)状態はアプリを終了させるの ではなく、作業状態が保存されるため、再度アプリを起動した際に「前回の続き」から開始するので、あたかも完全なマルチタスクで動作しているような感覚に なる。その上、実行中からサスペンドへの移行の間にはバックグラウンドでの動作が入るため、よりスムーズな操作感が実現されており、普通に操作している限 りシングルタスクだと感じることはほとんどない。
実行中からバックグラウンド、サスペンドへの移行時間はアプリによって異なり、バックグラウンドでの動作は数秒から最長でも10分という枠が設定されているため、一部のアプリを除き10分後にはサスペンド状態に移行する。
サスペンドに移行すればバッテリーは消費せず、メモリもほとんど使用しない状態になる。

一方、iOSと異なりAndroidは完全なマルチタスクのため、タスクキラーでアプリを終了させた方が良いと言われているが、実はAndroidにもiOSに負けないタスク管理機能が備わっている。
iOSは10分ルールの設定で有無を言わさずアプリをサスペンドにしてメモリとバッテリーを確保しているが、Androidには空きメモリを監視する機能が備わっており、メモリが不足すると不要なプログラムをシステム側で終了して空きメモリを確保してくれる。
無論、タスクキラーアプリを使用すれば一気にメモリを開放できるが、場合によっては必要なプログラムまで停止させシステムが不安定になる可能性もあるため使用には注意が必要。
また、タスクキラーを実行することでバッテリーの持ちが長くなるというのも眉唾もので、英国のPC WorldマガジンでAdvanced Task Killerを使用してテストした結果、5台のスマホのうち最大で4.2%の上昇したのが1台で、中にはマイナスになった機種も存在している。

クラウドアプリのDropboxはiOSのバックグラウンド稼働時間は5分。よほど低速な回線を使用しない限り、5分あれば現実的に不自由はないと思われるが、Androidにはこのような制限がない。
iOSの場合、使用するアプリのバックグラウンド稼働時間がわからなければ、フォアグラウンド(画面に表示され操作可能な状態)で処理が終了するのを待つしか無い。
特にデータのアップ・ダウンロードなど比較的データ量の多い処理が伴うクラウド系のアプリでは、バックグラウンドの稼働時間制限はネックになりやすいが、 Androidにはデータサイズが大きくてもバックグラウンド動作させながら、メールの送受信やWEB閲覧をはじめとした、他のタスクを同時に実行できる ため作業効率的なメリットが有る

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履歴とアプリの終了

AndroidのアプリにはWindowsの右上にある「×」に該当する終了ボタンは存在しないが、多くのアプリが採用している「暗黙のルール」的なコマンドが存在する。

左図赤枠部分の左側にあるのは「戻る」キー。多くのアプリはトップメニューでバックキーをシングルタップもしくはダブルタップすると終了するようになっている。
アプリを終了させずにバックグラウンドへ切り替えるには中央のホームキーをタップするとバックグラウンド動作へ移行する。

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Android4.0以降ではハニーコンボ(3.0)から実装されたリーセントアプリケーションキー(右側のキー)が継承され、タップすると直近で使用したアプリの履歴が表示される。

この履歴はタスクとしても利用でき、Gmailでメール作成の途中で、先ほどまで使用していた別のアプリを表示させたい時など、一旦ホームに戻らなくてもリーセントキーで履歴から直接起動できる。

現在使用しているHTC J ONEはAndroid4.2.2だが、操作ボタンはバックキーとホームキーのみで、上図のようなリーセントアプリケーションキーが存在しないが、ホームキーをダブルタップすることで履歴が表示される。

タ スクキラーアプリを使用すれば分かることだが、実行中のアプリを強制終了させて一時的にメモリを開放しても、終了させた大半のアプリは再起動してくる。こ れらのアプリはシステムが使用しているか、もしくはアプリで常駐設定してあるものなので、タスクキラーアプリを何度実行しても停止させることはできない。

使用したアプリはバックキーで終了でき、しかもシステム側でメモリ不足の場合は不要なアプリを終了させるため、タスクキラーアプリの実行は大した意味を持たないことになる。

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バックグラウンドで動作するアプリの確認

タスクキラーを実行してもすぐに動作が重くなるのは、常駐アプリが原因の場合が多い。

バックグラウンドで動作しているアプリケーションを確認するには、実行しているアプリを全て終了させてから、「設定」→「アプリケーション」で「ダウンロード済み」の画面をスライドさせ左図のように「実行中」の画面にする。
「実行中」のアプリには通常のプロセスと、キャッシュしたバックグラウンドプロセスがあり、これらを合わせたものがバックグラウンドで動作しているアプリの消費メモリになる。

左 図の一番上にある feedly はGoogle Readerの代わりに使用しているRSSリーダーだが、このアプリはバックグラウンドで100MB以上のメモリを消費している。同様にFacebook も48MBを使用しており、通常プロセスで300MBを超え、キャッシュしたバックグラウンドプロセスを合わせると、約1GBのRAMを使用している。
Nexus7 2013のRAMは2GBなので、バックグラウンドで動作する常駐アプリとシステムが使用するメモリだけで半分消費していることになる。

タ スクキラーは一時的にバックグラウンドで動作しているアプリを終了させるが、これらのアプリは常駐もしくはバックグラウンドでの動作が許可されているので 必然的に再起動してくるため、バックグラウンド動作しているアプリそのものを停止させるか、もしくはアンインストールしなければ問題の過解決には至らな い。

要は、「アプリはやたらとインストールしない」「不要なアプリはアンインストールする」と言うことで、特にソーシャル系のアプリは要注意。

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アプリケーションキャッシュクリーナー

アプリケーションは円滑な処理をするためにキャッシュと呼ばれるデータを保持しており、キャッシュが増加すると無視できないほどにメモリを圧迫してくる。
アプリケーションキャッシュクリーナーは名前の通り、蓄積されたキャッシュを削除する無料アプリで、Google Playでダウンロードできる。

タスクキラーと混同しがちだが、アプリを強制終了させるのとキャッシュを削除するのは根本的な違いが有り、開放できるメモリはそれほど多くはないが、タスクキラーよりも有効性が高い。

キャッシュクリーナーはウィジェットを使用しない限り常駐せず、アプリそのものも軽く、アクセス権限も常識的。操作もシンプルで起動して「全てクリア」をタップするだけ。
キャッシュの削除タイミングなども設定可能だが、初期設定で使用がオススメ。

アプリケーションキャッシュクリーナー

ウィジェット

Androidにはウィジェットと呼ばれるソフトウェアを画面に配置できる機能が備わっている。
ユーザーインターフェイスでiPhoneと大きく異なるのが、このウィジェットでメールやカレンダーなどを頻繁に見るアプリを予め画面に配置しておくと、必要な情報へのアクセスが容易になる。

個人的には、初め全ての画面にそれぞれ別のウィジェットを配置して、各画面ごとにクラウド系、ビジネス系など分けて使用していたが、意外と画面のスワイプがストレスになるので、現在は必要なものを1つのページに収めている。

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左図の左側が使用しているスマホ(HTC One J)、右側は7インチタブレット(Nexus7)のそれぞれのホーム。

スマホでは比較的よく使うアプリをフォルダ管理して全てホームに配置し、中でも最も使用頻度が高いメールとカレンダーをウィジェットにして、使用頻度の低いアプリを2ページ目に配置している。

一方、タブレットは画面サイズが大きくなる分、グーグルカレンダーなども大きいサイズのウィジェットを配置でき、スマホで2ページに分かれているフォルダも全て1ページで収まっている。

これで新着メールやカレンダーはアプリを起動しなくてもタイトルと本文の一部はウィジェットで確認でき、必要であれば1タップで起動する。
また、アプリの起動が必要な場合、スマホが最大で2スワイプ、2タップ。タブレットは2タップで起動できる。

Gmailのウィジェットは別のアカウント設定が可能なので、アカウントを使い分けているなら非常に便利。

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アプリのフォルダ管理

Android2.xの時はフォルダを作成し、そこへショートカットを移動させなければならなかったが、4.0以降でフォルダにまとめたいアイコンを重ねるだけになり、フォルダ作成が格段に簡略化された。

Android Jelly Beanでは上図左のようにフォルダ化されると、四角の枠にフォルダ内にあるアイコンが縮小表示されていたが、KitKatになってから左図のように丸枠の中にアイコンが重なって表示され、見た目も良くなった。
一番手前に表示させるアイコンは、フォルダ内のアイコンを並び替えることで変更することが可能。

同類のアプリをまとめることで、スワイプしまくってアプリを探す手間が省けるだけでなく、ウィジェットの配置で減少したスペースを効率よく使用できるメリットがある。

フォルダを解除するには、まとめられているアイコンを長押ししてフォルダの外に出すだけ。


square クラウドアプリケーションの活用

処理能力と作業のしやすさ、コストパフォーマンスで言えばデスクトップPCが最も優れている。
同じINTELのCore i7を使用していても冷却が弱いノートPCは、発熱を極力抑えバッテリーの持続時間を伸ばすため低電圧CPUを使用しており、デスクトップ用のCPUと比較すると性能に大きな差がある。、
ただ、デスクトップPCは場所をとり、持ち運ぶこともできないが、ノートPCは省スペースで持ち運びができる。また、Nexus7やiPadなどのタブレットはノートPCよりも更に処理能力は劣るがモビリティは高い。

PCなどの端末を使用する際によく言われるのが「情報の生産と消費」。簡単に例えれば、ウェブページの作成が「生産」、ウェブページの閲覧が「消費」になる。
タブレットでウェブページを作るのは面倒だが閲覧は手軽にできる。逆にデスクトップPCの場合、製作する分には優れているが、閲覧に関してはタブレットほ どの手軽さはない。ノートPCはデスクトップほどの快適さはないものの製作が可能で、タブレットほどの手軽さはないがモビリティもそこそこある。

そのうちウェアラブル端末が進化して、デスクトップPC並の処理能力を持った携帯端末でSF映画のようなホログラムディスプレイを操作する日が来ると思うが、それまでは用途に応じで一長一短ある現状の端末を上手く組み合わせて使用するのがベター。
ただ、各端末はそれぞれ独立しているため厄介なのがデータの共有。

端末間のデータ共有

デスクトップPC、ノートPC、タブレット、スマホと、現在は複数の端末を使用するのが当たり前になってきているが、これらの端末がそれぞれ異なったデータを持っていると、このデータはこの端末、こっちはあの端末と、非常に効率が悪くなる。
一昔前、スマホの原型というべきPDA(携帯情報端末)を使用していたが、PDAで入力したスケジュールをパソコンで見るためには、事前にパソコンと接続 したドックにPDAを設置して、同期用の専用ソフトを使用して取り込む必要があった。無論、パソコンからPDAへも同様の手順が必要になり、普通に手書きの手帳を使用したほうがはるかに管理が楽でスマートだった。

PDA とはPersonal Data Assistanceの略で、主にTODOリスト、スケジュール、アドレス帳などシステム手帳をデジタル化したもので、これらのデータは「必要なときに」 「いつでも」アクセスできないと役に立たない。また、実務レベルでは「情報の生産」を行うデスクトップやノートPCのデータへ、出先からスマホやタブレッ トでアクセスしたいときが頻繁にある。

これら個々別々の端末をつなぐのがクラウドアプリケーションで、各端末のメリットを活かした情報の生産と消費が可能になる。

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Gmail

Android端末なら使用開始時にグーグルアカウントを取得する必要があり、そのグーグルアカウントで使用が可能なWebメール。
現在使用可能なストレージ容量は無料プランで15GB。ただ、この容量はGmailだけでなく、Google+ Photo(旧Picasa)、Google Driveと共有。

Gmailの設定と使い方はこちらを参照

Googleが提供しているアプリのためAndroidとの親和性は非常に高い。

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ウェブブラウザGoogle ChromeにはGmailのオフライン機能を追加できるが、Androidでのオフライン機能は全く別物で、Android版Gmailではメールの作成と直近で同期した受信したメールのみオフラインで閲覧可能。
同期されるメールは初期設定で30日になっているが、受信トレイからアーカイブしたメールは30日以内のメールであっても閲覧不可。また、受信トレイにある30日以上前のメールも閲覧できない。

ただ、このオフライン機能はPOP受信やChrome版のオフライン機能のようにデータをメモリに保存するのではなく、あくまで一時的なキャッシュとして保存するため、メモリへの負担が大幅に減少するメリットがある。

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Gmailはクラウドアプリケーションのため、グーグルアカウントとブラウザがあれば、どの端末からでもアクセスが可能で、例えスマホを水没して再起不能にしても送受信したメールの内容は全てGoogleのサーバに保管されているので、端末と一緒に消失することがない。
クラウド上での保存に不安を感じるなら、POPメールを使用してGmailのデータをローカルの端末に保存することも可能。

Gmailはマルチアカウントに対応したので、複数のアカウントを使用して使い分けることもできる。
左図のように左端からスワイプすると、登録したアカウントが表示されるので、閲覧したいアドレスをタップすると受信トレイが切り替わる。

Googleアカウントの追加は「設定」→「アカウント」もしくは「アカウントと同期」で「+アカウントを追加」もしくは「+」をタップして「Google」を選択。
この画面で既存のアカウントの追加や新規アカウントを作成できる。

クラウドアプリの便利なところはデータがリアルタイムで同期されているため、手元のスマホでGmailの内容を見ながら、PCからGmailを送信するなど、ワイヤレスの簡易デュアルモニタやトリプルモニタを構成できる点にある。

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Googleカレンダー

AndroidがGingerbreadからIce Cream Sandwichにバージョンアップしてから、使い勝手が大幅に向上したGoogleカレンダー。

その名の通り、Gmailと同様にGoogleが提供してるアプリで、Googleアカウントでひも付けされている。
ウェブブラウザChromeのアプリや機能拡張もあるので、パソコンからアクセスする際にはChromeを使用すると非常に便利。

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Gingerbread (2.3)までのGoogleカレンダーは表示も編集も操作性が今ひとつで、「ジョルテ」などのスケジュール管理アプリを使用してGoogleカレンダー を同期していたのだが、当然ながら仕様が異なるのでパソコンで見ているGoogleカレンダーとジョルテの表示に若干の違和感があった。

その違和感がAndroid4.0以降で改善され、スケジューラーとして非常に使い勝手が良くなった。
また、アカウントごとに設定された異なる複数のカレンダーとの同期も可能で、仕事用とプライベートなどの使い分けや、プロジェクトの予定などを共有する際などに有効なツールになる。

これでシステム手帳やスケジュール帳を持ち歩かなくても、スマホやタブレット、デスクトップPCやノートPCなど、取り敢えず端末と通信環境さえあれば常にスケジュール管理が可能になる。

Android4.0以降ではウィジェットが見やすくなり、特にKitKat(4.4)のタブレットで使用するウィジェットはパソコンよりも見栄えが良く、スケジュールの確認も追加もシンプルな操作で快適になった。

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Evernote

スマホやタブレットなどの携帯端末の普及で一躍脚光を浴び、今ではプリインストールされるまでになったEvernote。
オンラインストレージの容量に制限がなく、月間でアップするデータ量に制限があるWebクリップボード。

Evernoteのインストールと使い方はこちらを参照

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Googleカレンダーが未来を管理するアプリで、Gmailが過去のやり取りを蓄積しているデータベースなら、Evernoteは記憶の手助けをしてくれるデータベース。

身の回りの情報は重要なものより、どちらかと言えば重要、場合によっては重要といった類が多く、それ以上に重要ではないが覚えていた方が良いかも的な情報が大多数を占めているが、この重要ではない情報は意外とクセモノで、忘れた頃に必要になる。

Evernoteにアップしていれば、自分の曖昧な記憶の代わりにEvernoteが覚えていてくれるため、必要になったデータを即座に引き出すことが可能になる。
ただし無料プラン(スタンダード)の場合は月間のアップロードサイズが60MBに制限されるため、手当たり次第にアップするとすぐに上限に来てしまうので、アップする内容は吟味する必要がある。

よ くEvernoteの使い方が分からないと言われるが、Evernoteはスクラップブックのようなベータベースなので、情報が蓄積しなければほとんど役 に立たない。しかし多くの情報が蓄積されると、スマホやタブレットなどの携帯端末からいつでもデータを引き出せ、クラウドアプリの真価を発揮する。
※アクセスには無料会員は通信環境が必要だが、プレミアム会員にはオフライン機能が提供されている。

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Dropbox

Gmail、Googleカレンダー、Evernoteが動的なクラウドアプリなのに対して、静的なクラウドアプリの代表がDropbox。
端末にインストールした際に作成されるDropboxフォルダ内のデータとオンラインストレージとを同期し、同一アカウントでログインしている端末のDropboxフォルダが最新のデータに更新される仕組み。
無料プランで使用できるストレージ容量は2GB。

Dropboxのインストールと使い方はこちらを参照

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Dropboxそのものはローカルディスクに保存されたファイルが、オンラインストレージにバックアップされていると考えた方が分かりやすい。ローカルディスクのファイルが変更されるとバックアップファイルも自動的に同期する。
また、複数の端末で同一アカウントのDropboxを使用していると、更新されたファイルをバックアップファイルが同期し、更新されたバックアップファイルが他の端末の未更新ファイルを同期して更新する。

Evernote がスクラップブックのように情報を蓄積するデータベースアプリなのに対し、Dropboxはあくまでローカルディスクへ保存されたファイルを同期するアプ リのため、編集が必要なデータやWord、ExcelなどEvernoteにクリップしても表示できないファイルは、Dropboxの使用がベター。

スマホやタブレットなど携帯端末での使用では、PCとのファイルを同期するというよりも、主に写真などの画像をDropboxにアップし、PCへの橋渡しとして使用したり、フォルダを共有設定してファイルの配布に使用するケースが多い。
また、フォルダを同期していなくても、携帯端末のDropboxアプリからログインし、表示されているファイルを必要に応じてダウンロードすることも可能。

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One Drive

Microsoftが提供するDropboxと同様のオンラインストレージ。

イギリスの衛星放送会社BSkyB社から「Sky」の商標使用禁止で告訴され、2013年8月にMicrosoftが敗訴したため、「SkyDrive」から「OneDrive」に名称が変更した経緯がある。

OneDriveの設定と使い方はこちらを参照

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機能的にはDropboxとほぼ同じで、PC版ならOffice Online(旧Office Web Apps)が使用できるが、スマホ・タブレット用のアプリでは使用不可。

Dropboxとの大きな違いはストレージの容量が7GBあり、画像などを大量に保存しておく場合には便利。

Dropboxがマルチアカウントに対応していないので、Dropboxで複数のアカウントを利用したい場合は、DropboxとOneDriveを使用するという手段もある。

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Bitcasa

DropboxやOneDriveなど一般的なオンラインストレージとは少々毛色が異なるオンラインストレージがBitcasa。

Dropboxなどはあくまでローカルディスクとオンラインストレージの同期だが、Bitcasaはローカルディスクと同期するのではなく、オンラインストレージをローカルディスクのように使用するアプリ。

Bitcasaのインストールと使い方はこちらを参照

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Bitcasaは指定したフォルダをミラーリングする機能があるため、データのバックアップとして使用できるだけでなく、ミラーリングされたフォルダに携帯端末からもアクセスできる。
ただし、あくまでもデータのバックアップなので、ミラーリングされたデータを編集したい場合は該当ファイルをダウンロードしなければならないが、 Dropboxに入っていないファイルが不意に必要になった時など、BitcasaにはDropboxやSkyDriveとは異なった利便性がある。

また、Bitcasaにアップされた動画ファイルや音声ファイルはストリーミング再生も可能で、通信環境が良ければそれなりに視聴できる。

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Splashtop

Splashtopはクラウドアプリではなく、起動しているパソコンをリモート操作するアプリケーション。
また、同一ネットワーク以外の場所から操作する際は有料版が必須なので、Splashtopを使用するなら有料版が前提になる。
また、リモートなのでリモート操作するパソコンが起動していなければならないので、少々マニアックなアプリになる。

Splashtopのインストールと使い方はこちらを参照

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Dropbox やOneDriveは指定フォルダにデータがあれば、オンライン環境で携帯端末からアクセスでき、Bitcasaはミラーリングすることでパソコンのハー ドディスクをクラウド上に置いておくようなイメージだが、Splashtopはパソコンにアクセスして操作するので、オンラインストレージと同期する他の クラウドアプリと比べて非常に直接的。

データの編集も処理するのはリモートされているPC側なので、携帯端末で開くことの出来ないファイルなども普通に編集できる。
ただ、前述のとおり、アクセスするPCが起動していることが前提条件なので、PCをシャットダウンしていると全く役に立たない。

常時起動させておくとエコではないので、Splashtopを使用する際はスリープモードで待機させておくのがオススメ。

スリープモードでの待機とスタンバイモードの解除はこちらを参照

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携帯端末からのアップロード

Gmail・Evernote・Dropbox・OneDrive・Bitcasaは全てAndroidの「共有」コマンドに対応しているので、ファイルをアップロードする場合はファイルを選択後、左図赤枠の「共有」アイコンをタップする。
Androidのバージョンによって「共有」アイコンが異なるが、機能的には全て同じ。

共有アイコンをタップするとアプリケーションが一覧表示されるので、使用するアプリを選択する。

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Gmailを選択するとファイルが添付された新規作成状態でGmailが開く。

Gmailは自動保存機能があるため、このままGmailを閉じても下書きにメールが残っている。

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EvernoteではGmail同様にファイルがノートに添付された状態で新規ノートが開く。

Gmailと異なるのはEvernoteの場合、左図赤枠部分のチェックマークをタップしてノートをアップしないと、Evernoteに保存されない。
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DropboxやOneDriveなどでは「追加」もしくは「アップロード」をタップすると、現在表示されている場所へファイルがアップされる。

square Wi-FiとMVNO

WIi-Fi(Wireless Fidelity)は「ウィーフィー」ではなく「ワイファイ」と読むのが正解。無線LANの規格で現在では「無線LAN」=「Wi-Fi」と思ってもほとんど差し支えない。
現行のほとんどのノートPCや携帯端末はWi-Fi接続が可能で、NEXUS7のようにモバイルデータ通信が搭載されていないモデルでも、Wi-Fiには対応しているのでWi-Fiでインターネットへの接続が可能になる。

家庭や職場では普及した無線LANルーター(Wi-Fiルーター)には、セキュリティーがかかっているのが一般的で、WPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応している機器では、プッシュボタンを押すか、PINコードを入力することで認証が簡単に行えるようになっている。
また、ビジネスホテルなどでは有線LANが一般的なため、ポケットWi-Fiルーターがあると便利。

Wi-Fiと現行のモバイルデータ通信(LTE)と通信速度を比較すると、Wi-Fiの場合は光回線で一般的なWi--Fiルーターを使用した場合、理論値の最高速度が下り300Mbps、LTEは同100Mbpsになる。

MVNO

docomoのXiやauの4G LTE、ソフトバンクの4Gなどは、厳密に言うと4Gではなく3.9G世代で、パケ放題的なプランは各社とも5000円前後。
そして巷で密かに人気を集めているのがMVNO(仮想移動体通信事業者)が提供する安価な通信サービス。

携帯電話を使用する際に本体に差すICカードには電話番号などの情報が入っており、このカードはSIMカード(Subscriber Identity Module Card)と呼ばれている。
携帯キャリア大手3社の製品には自社のSIMカード以外では使用できないようSIMロックが設定されているため、MVNOが提供するSIMは使用できないが、SIMロックが設定されていない、SIMフリーの機器なら使用可能。

MVNOのサービスは回線速度や通信容量に制限があるもののミニマムで月額で1000円前後。

Biglobeが提供するSIMプランはこちら

MVNOのサービスを利用してSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを使用すれば携帯端末でWi-Fi通信が可能になり、モバイルデータ通信のプランを外せば大幅に通信費が削減できる。
ただし、端末を最低でも2台持ち歩かなければならず、更にWi-Fiルーターはバッテリーの持ちが微妙で、携帯端末もWi-Fi接続時には比較的バッテ リーの消耗が早いため、必要なときだけWi-Fiルーターを起動させて接続すると、今度はメールなどを常時受信することができなくなる。
また、MVNOには回線速度と通信容量に制限があるため、携帯端末でYouTubeなどの動画を見まくるヘヴィーユーザー向きではなく、月間のデータ通信容量が1GB未満のライトユーザー向き。

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Wi-Fiの設定

Wi-Fiの設定というだけで拒否反応を示す人が多いが、WPSのように設定は簡素・簡略化されており、無線LANの知識が皆無でも接続することができる。

スマホの場合は各キャリアによって見た目は異なるが、仕様そのものに大差はない。

アプリ一覧にある「設定」をタップすると左図のような画面が開く。
「ON/OFF」はWi-Fiの起動・終了なので、タップして「ON」にした状態で赤枠部分をタップする。

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無線LANルーターに「WPS」というボタンがあるか確認。
ボタンがあれば端末側で左図赤枠部分をタップしてメニューを表示させ、「WPSプッシュ」をタップしてルーターのWPSボタンを押す。
これで端末側がルーターを認識し、セキュリティー設定を行って接続完了。

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WPSボタンがルーターに存在しない場合は、ルーターに表示されているSSIDを確認し、携帯端末側で認識しているWi- Fiネットワークの中からルーターのSSIDを探してタップすると、パスワードを求められるので、ルーターに表示されているパスワード(パスフレーズ)を入力する。

これでWi-Fiの接続設定が完了。
一度設定すると次回からはWi-Fiを起動すれば自動接続するので、手間はかからない。

設定に必要なのは無線LANルーターのWPSボタンもしくはパスフレーズのみで、細かな設定は一切不要になっている。




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