クロスバイクのメンテナンス

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itunes クロスバイクに挑戦!〜 メンテナンス


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メンテナンスといっても非常に奥が深いので、取り敢えず最低限必要なことしかしていないが、逆説的に言えば自分で行うか否かは別にして、安全に走行するためには最低限度のメンテナンスが不可欠ということになる。


square 普段のメンテナンス

空気入れは週に1回程度、チェーンとフレームのクリーニングは月に1回程度で行なっている。
バイクウォッシュで洗い、チェーンをクリーニングして、各パーツに注油。更にシリコーンルブリカントで仕上げをして所要時間は1台で約30〜40分。

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空気入れ

自転車の空気入れなど説明を受けなくてもできる。と、思い込んでいたが、そもそも空気入れのバルブに種類があることすら知らなかった。
米式・英式・仏式の3種類で、一般的なママチャリ(シティサイクル)は英式、ロードやクロスバイクは仏式が多いようである。ちなみに米式はマウンテンバイクに使用されているらしい。
バルブに種類がある以上、空気入れの口金にも種類がある。Panaracer  楽々ポンプ は、仏・英・米の全てに対応している。

左図はロードバイクやクロスバイクに使用されている仏式バルブ。

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それまで理屈も分からず空気を入れていたのだが、ある日突然、フロントタイヤの空気が入らなくなった。
リアタイヤの空気は普通に入るのでポンプが故障しているというわけでもない。しかも、空気が入らない割には、リアタイヤと比較して明らかにフロントタイヤは空気が抜けており、この時初めてフレンチバルブの構造を調べることになった。

キャップを外すと左図のような状態になる。

先端がネジになっており、左図はネジを締めたところ。

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空気を入れるためには先端のネジを緩める必要がある。
左図のように最後まで緩める。
ここで中途半端だと空気が入らない。

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先端を軽く押さえると空気が抜ける。
一度、空気を抜いてやると入れやすくなる。

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Panaracer  楽々ポンプ には左図のようなアダプタが付いている。

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アダプタをバルブにしっかりとはめる。
アダプタもネジになっているので、最後までしっかりと締める。

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空気圧は左図のようにタイヤに記されている。

左図の場合は、2.8-4.5bar 40-65PSIになっている。
空気圧に幅がありすぎるが、どうやら空気圧は体重によって変わるらしい。

ある一定の年齢以上なら、天気予報で1ミリバールと言っていたのをご存知かと思うが、1bar (バール)はほぼ1気圧に等しい圧力の単位である。
また、P.S.IはPound-force per Square Inchの略で、ヤードやポンドという単位を使用している国の圧力の単位。

空気圧が低ければパンクしやすく、高ければ硬い感じになる。
個人的には高めの空気圧が好きなので、表記の数値内で高めに入れている。

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ポンプの先端をアダプタに差し込み、後はポンプのゲージを確認しながら空気を入れていく。

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左図はパナレーサーの空気入れに付いているポンプゲージ。
矢印がついているので、結構使いやすい。

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洗車

車でもバイクでも自転車でもメンテナンスの基本は洗車。
車体をきれいにするだけでなく、拭きながらハンドルやサドルなどにグラつきがないか確認する。

通勤時は舗装道路を走り、雨天は電車通勤のため大して汚れるわけではないが、月に一度くらいはフィニッシュラインのバイクウォッシュ で拭いてやる。

水洗いについては賛否両論あるようだが、個人的に汚れがひどい時以外は水洗いはしておらず、前述のように大して汚れ無いので基本的に水洗いはしていない。
フレームはバイクウォッシュを吹きかけ、スポンジで軽く擦ってから、クロスで拭きとって終了。

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フロントディレイラーは砂などがこびり付いているので、ワコーズのBC-9 をスプレーしながらブラシでかき落とすとキレイになる。

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どうしてこんなに黒くなるのか不思議だが、この薄汚いグリップもバイクウォッシュ で拭きあげる。

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ほれ、この通り。キレイな白が復活。

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問題はタイヤ。

バイクウォッシュで拭いてもグリップほど綺麗にならないが、BC-9 スーパージャンボ を使用するよりはバイクウォッシュの方がマシ。
ただ、使い方が悪かったせいか、初めて使用した時にブレーキ鳴りが発生してしまった。

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通常のブレーキ鳴りと異なり、原因はリムについたブレーキシューのカスをバイクウォッシュをつけたクロスで拭いたせいで、リム全体に一種の皮膜のようなものを作ってしまったらしい。

軽くブレーキをかけるとけたたましい音を出し、ブレーキが滑っているのがわかる。
後輪よりも前輪のほうが音が大きかったのは、後輪は気合を入れて掃除したが、前輪をする頃には少々飽きていたため、拭きが足らなかったからだと思われる。

結局、ラバー砥石 で磨くとブレーク鳴りは解消したので、以来、バイクウォッシュでタイヤを掃除した後は、必ずラバー砥石で仕上げをするようになった。

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チェーンのクリーニング

チェーンはすぐに汚れてしまうが、クリーニングをせずにオイルを注し続けるとガビガビになって、チェーンそのものが重くなってしまう。
化粧をする前には洗顔が基本なのと同様、チェーンも汚れを落としてあげたほうが、よりコンディションが良くなる。

チェーンの掃除にはPARKTOOL  チェーンギャング がお手軽でオススメ。
左図のように上蓋を外し、チェーンをブラシやスポンジの間に挟む。

ただ、後輪を浮かせておいたほうが作業が断然しやすくなるので、MINOURA  ディスプレイスタンド などがあると非常に便利。

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蓋をして両サイドをロック。

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取っ手を付けて、専用のクリーナーシトラスチェンブライト を左図のように、容器の3分の1くらい(容器に記しがある)まで注入する。

シトラスチェンブライトを注入したら、取っ手を左手でしっかりと握り、右手でペダルを回す。

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ペダルを回すと見る見るうちにチェーンは綺麗になっていくが、同時に左図のようにクリーナーで落ちた汚れがポタポタと落ちてくるので、作業するなら下は汚れてもよい状態にしておいたほうが無難。

また、調子に乗ってペダルを勢い良く回すと、クリーナーが飛び散って顔も服も汚れるので、作業はくれぐれも慎重に。

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一ヶ月ほど使用したチェーンの汚れ。
見ての通り真っ黒。

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クリーニン後はチェーンについているクリーナーをクロスで拭きながら、左図のようにチェーンに絡まっているブラシの毛を取り除く。

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クリーナーを拭きとった後は、必ずチェーンルブ を注油する。
注油する際にはチェーンの下にクロスを当てながら、余分なオイルを取るようにしながら作業すると良いらしい。

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注油

自転車のメンテといえば注油が思い浮かぶのだが、実は注油する箇所はあまりない。それどころか自転車には注油してはいけない箇所のほうが多い。
注油が必要なのはチェーンくらいで、他の部分に関しては注油しても良い程度のニュアンスである。これは意外だった。

注油禁止箇所のキーワードはベアリング。
自転車に使用されているボールベアリングには、耐熱性の高いグリスが入っており、このベアリングに注油することでグリスが流れでてしまい、回転部分の動きが悪くなってしまう。
ベアリング部分への注油は、自転車からすれば痛くもない腹を探られ、挙句に致命傷を与えられるようなものなので、注油の際には気をつけたほうが良い。

左図のようにシフトやブレーキワイヤーで剥き出しの部分には、デュラエースグリス を塗っておく。

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左図はフロントのディレイラー(変速機)。
ディレイラーはBC-9 で汚れを取り除いてから、メンテループ で注油する。

ラスペネ でも良いのだが、メンテルーブのほうが粘りがあるので、個人的にメンテルーブを使用している。

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リアのディレイラーもBC-9でクリーニング後、メンテルーブで注油。

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左図のブレーキ固定部分には、他にオイルがかからないようクロスを当てながら注油する。

間違ってもブレーキシューやタイヤ、リムなどにかけてしまうと、洒落にならない事態に陥ってしまうので要注意。

ちなみに坂道でブレーキが効かなくなり、ロードバイクでペダルに靴が固定されたまま電柱に激突した人の話しを聞いたことがある。考えただけで痛いので、ブレーキ周りに注油する際は細心の注意を払った方が良い。

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注油してはダメな箇所

ブレーキシューとリム。
ここに注油すると命が危険に晒されることになる。

ブレーキ鳴りがするからといって注油するような真似は厳禁。

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車輪もベアリングで回転している。
この部分をハブという。

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ペダル部分にもベアリングが入っている。

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ハンガーとかボトムブラケット(BB)と呼ばれるクランクの接続部分。
ここにもベアリングが内蔵されているので注油は厳禁。

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ヘッドと呼ばれるハンドルを動かした時に回転する部分にもベアリングが入っている。

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左図はブーリーと呼ばれる箇所。

ロードバイクなどではここにもベアリングが使用されているようだが、GIANT GLIDEにはどうやらベアリングはついてないらしい。当然、ブリジストンのマッドロックにもベアリングはない。

ベアリングが付いていれば当然ながら注油は厳禁。
ただし、ベアリングがついていない仕様であればチェーンルブやグリスで注油する。
この部分は常に回転するので、飛散しにくいオイルを使用する。

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仕上げ

注油していない箇所へのサビ防止とフレームの艶出し、更に潤滑油としても使用できるのがシリコーンルブリカント

仕上げに20〜30cmほど離し、ブレーキ周りに注意しながら、車体全体にスプレーする。
ブレーキレバーやシフトレバー、フレーム、フロントフォークなど、取り敢えずスプレーして、その後にクロスで拭きあげるとフレームに艶が出て、金属部分のサビ防止と潤滑効果もあって一石三鳥。

ただし、拭き残しがあると砂埃などが付着するので、しっかりと拭きあげるのがポイント。



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