個人輸入〜英国の高級靴を個人輸入する

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 Herring 個人輸入の手引き〜 靴販売サイト Hering Shoseで購入


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チャーチ(Church's)、チーニー(Cheney)、トリッカーズ(Trickers)など、クラシカ ルで頑強な英国靴は日本でもかなり人気。
個人的にはデザインを優先させたものより、作りがしっかりしているものが良いので英国靴は◎。

靴についてのウンチクは置いておいて、とにかく商品価値の高い英国靴を本場の英国から直輸入する。無論、靴にはサイズがあるので、可能な限り購入する靴と 同一のものを予め百貨店などで試履しておいた方が賢明。


square オリジナルも手掛ける英国の靴専門店

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Herring Shoesは自社オリジナルも制作している英国の靴の専門店。
国内外向けに作成されているECサイトはFlashを多用した自己満足的なデザインではなく、ナビゲートも明確で、3クリックルールも守られている、シン プルで使いやすく見やすいお手本のようなデザインになっている。
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しかも日本からの注文が多いのか、左図のように1ページのみだが、日本語の簡易ヘルプもある。

Herring Shoesで取り扱っているのは、チャーチ・チーニー・トリッカーズ・ローク・バーカー・ティンバーランド・セバゴとHERRINGのオリジナルブラン ド。

TimberlandとSEBAGOは米国のカジュアル靴メーカーなので、敢えて英国から輸入する必要はないかと思われるが、その他はいずれも英国の靴 メーカー。

ジョン・ロブやエドワード・グリーンなど1足10万を超える超高級靴は取り扱っていないが、チャーチにすらなかなか手が出ない身としては、このサイトで間 に合っている。

少し検索すればHerring Shoesか同様の英国サイトと提携していると思われる、通販と言うよりはむしろ輸入代行に近い国内サイトも見つかるが、ここは賢く直輸入がお奨め。

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商品の購入とクレジット決済

今回購入するのはロークのモンクストラップ。

ロークはチャーチやチーニーほどメジャーなブランドではなく、国内でもロークを販売しているところは稀というか、ほとんどない。
ただ、ロークも英国靴のメッカ、ノーザンプトンにある老舗靴メーカーで、英国王室御用達の冠付き。
中堅なので高級ブランドよりもリーズナブルで質実剛健。

説明するまでもないが、各ブランドの商品ページは左図赤枠部分にリンクがある。
選択中のブランドは左図のようにブランド名が反転する。

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英語表記に抵抗がある場合は、Chromeの翻訳を使用すると左図のように表示しているページが日本語に翻訳される。

機械翻訳なので意味不明な文章になるのはご愛嬌。

Chromeのインストールと使い方はこちらから

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気に入ったデザインがあれば、クリックすると左図のように詳細が表示される。

今回の目当ては、このロークのダブルモンクストラップ。

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価格はRRPで195ポンド。exVAT162.50ポンド。

RRPはRecommended Retail Price、 つまり希望小売価格の事。
そしてVATはValue Added Taxで消費税のこと。

ex VATは英国の消費税(20%)を含まない価格で、輸出される商品は輸入先の国で関税、及び消費税は加算されるので、輸出時に消費税はかからない。
換言すれば、ex VATは商品の本体価格で、輸入する際にはこのexVAT価格が商品価格になる。

靴にはワイズとサイズがあり、言うまでもなくワイズは足の周囲、サイズは長さになる。

サイズとワイズは左図赤枠で選択するが、ワイズはMediumとWideのいずれかで、選択するのではなく、あくまで靴が幅広なのか普通なのかの目安でし かない。

サイズに関してはUSサイズとUKサイズが異なることを認識し、更にメンズとレディースでも異なるので少々ややこしいが、基本的には日本と同様におよそ 5mmピッチになっている。

25.0cm→  UKサイズ6.5 USサイズ7.0 EUサイズ40
25.5cm→ UKサイズ7.0 USサイ ズ7.5 EUサイズ41

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カラーは表示されている画像をクリックして選択。
左図はブラウンを選択後、ワイズとサイズを選んで「Add to Basket」をクリックした状態。

この時点では配送先を入力していないので、価格はUK priceの195ポンドで表示されている。

再度、色とサイズに誤りがないか確認して「Checkout」をクリック。

別の靴も購入するなら「continue shopping」をクリックする。ここでブラウザの「戻る」で前のページ移動し、そこから別の靴を選択してCheckoutすると、先にBasketに 入っていた商品の数量が2倍なり、そこから修正ができないので、複数購入の場合は「continue shopping」で移動する。

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配送先を指定する。

左図赤線部分のリストボックスで「Japan」を選択。

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配送先の国を選択すると配送料が加算されるだけでなく、消費税がなくなり、左図赤線部分のように「日本円」に換算した金額 も表示される。

今回の場合、2足の靴代275ポンド。配送料25ポンド。
合計300ポンド。
これを日本円に換算した金額が38,125.62円になっている。
ただし、”Approx”と記載があるとお り、この金額は概算

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左図は購入時の為替レート。
TTSが126.35円、TTBは124.35円、TTMが125.35円。
ちなみに購入当日の終値は1£=124.66円

クレジットカード決済など金融機関の取引に使用される為替レートはTTM (仲値)になるため、ここでは1£=125.35円になる。
更にクレジット事務処理コストを1.63%とした場合、下記のような計算式になる。

125.35 x 1.0163 x 300 = 38,217.96

サイトに表示された金額と92.34円の誤差が生じているが、サイトの金額も上記の式も概算になるので完全に一致することはない。
また、日本に到着した際に関税と消費税が加算されるた め、実際の費用とは異なるので要注意。

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一度購入するとメールアドレスや住所などが登録されるため入力の手間が省けるが、初回購入時には各ステップを順番に進めて いくことになる。

配送先の国を選択後、金額を確認して「Checkout」をクリックすると、左図のようにメールアドレスの入力画面になる。

メールアドレスを正しく入力し「next」。

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会員登録のため任意のパスワードを入力。

パスワードは同じものを2度入力する。

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住所の入力。当然だが全てローマ字入力。
詳細はこちらを参照

Titlel
氏名につける冠を選択。男性ならMr、女性ならMrsが一般的。

First Name


Last Name


Country
JAPANを選択

Postcode/Zip
郵便番号

Address Line1
住所の◯◯市以降の部分を番地から入力する。
Address Line2は無視。

Town
Cityと同じで「市」を入力。

Country/State
「県」を入力。

Telephone
日本の国番号「81」を先頭に付け、固定電話の場合は市外局番の先頭の「0」を外した番号。携帯の場合も「81」を先頭に付け、携帯番号の先頭にある 「0」を省いた番号になる。

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住所を全て入力したら「next」をクリック。

左図赤枠部分に入力した住所や氏名が表記されるので確認する。
下から「日本」「郵便番号」「県」「市・区・郡」「町・村」「番地・建物名」「氏名」の順になっていればOK。

取り敢えず、「Japan」さえ間違えなければ日本には到着する。
Herring Shoesは商品の配送にUPSを使用しており、UPSはヤマト運輸と業務提携しているため、商品が日本についてからはヤマト運輸が配達するので、例えば kobe-shiでもkobeでも問題はない。

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住所を確認後「next」をクリックすると、左図のように再度、配送先の住所が表示される。

問題がなければ「next」。

住所を修正したい場合は、”edit this address”をクリックすると編集可能になる。

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続いて支払方法の選択。

左図のようにクレジットカードはVISA・MASTER・AMEXが使用可能なほか、VISA DEBIT・MASTER DEBITも使用できるようだが、DEBITカードは使用したことがないため未確認。

日本国内で30%のシェアを持つと言われるJCBは使用できないが、PayPalが使えるため、どうしてもJCBで購入したい場合はPayPalにJCB カードを登録した上で、PayPalで支払えば良い。
また、海外でのクレジットカード使用に抵抗がある場合も、PayPalを利用すればリスクは低減する。

PayPalへの登録はこちら
※リンク先はビジネス用なので「パーソナル」タブをクリック

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上図でVISAをクリックすると左図のように住所や氏名の情報が表示され、赤枠部分でクレジットカード番号、セキュリティ コード、有効期限を入力する。
セキュリティコードはカード裏面のサインを記入する箇所に印字されている番号の下三桁。

必要な情報を入力し、「Pay」をクリックすると使用するクレジットカード会社の認証ページへ移行する。
いわゆる3Dセキュアという最も安全だと言われている認証方式で、クレジットカードの不正利用を阻止するため、最終認証を本人がパスワードを入力すること で完了する。

3Dセキュアはクレジットカード会社によって初めから対応しているものと、クレジットカード会社のWEBサイトなどで手続きが必要なものがあるので、事前 に確認しておいたほうが賢明。

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クレジット決済が終了したら左図のページに移行し、注文番号が発行されて終了。

square 関税と購入後の流れ

商品を購入したら後到着を待つだけだが、革靴の輸入は16,666円以下であっても関税がかかるため、事前に支払うべき関 税を算出しておいた方が良い。特に革靴の場合は税率が高いため、それなりの金額になってしまう。
Haring ShoesはUPSを使用しているので、日本に到着した商品はヤマト運輸が配送し、商品受け取り時に関税と消費税をヤマト運輸のドライバーに支払わなけれ ばならない。

仮に関税の支払を拒否すると、商品はHerring Shoseに返送されるが、送料などが請求される。

関税と消費税

個人輸入の場合、10万円未満の少額輸入貨物には簡易税率が適用され、課税対象額が1万円未満は免税になるのだが、残念な がら革靴に関しては簡易税率の適用外になる。
関税は課税標準価格は小売価格(購入した商品 代金)の60%で算出され、革靴の税率は課税標準価格の30%または1足4,300 円の高い方になっている。

今回は2足で275ポンドなので課税標準価格は 275 x 0.6 = 165ポンド。
この£165に税率30%を掛けると£49.5。

輸入申告時に使用される為替交換レートは、米ドルの場合は申告日の前々週の平均値になっており、各レートは財務省の貿易統計、外国為替相場のページで公開 されている。

財務省貿易統計 外国為替相場(課税価格の換算)

上記の財務省貿易統計ページのデータを見ると、注文日の通貨レートは1ポンド129.03円。
この通貨レートで算出すると関税額は£49.5 x ¥129.03 = ¥6,386.98
関税額の£49.5は2足分なので、1足あたりは¥3,193ということになる。

しかし、革靴の税率は前述のとおり、「課税標準価格の30%または1足4,300円の高い方」という財布に厳しい税率のため、今回は安上がりの靴を選んだ にも関わらず、関税額は1足あたり4,300円なので2足で8,600円になる。
つまり、1足4,300円という下限が設定されているため、1ポンド130円で試算すると、1足184ポンドより安い靴を選んでも、関税額は1足184ポ ンドの靴を購入した際と同じということである。

次は消費税。
消費税と地方消費税は課税標準価格が10,000円以上の場合に課税さ れ、税率は内国消費税が4%、地方消費税が内国消費税の25%で算出される
内国消費税は課税標準価格の1000円未満を 切り捨て、地方消費税は内国消費税の100円未満を切り捨てで地方消費税が算出され、内国消費税と地方消費税を加算した金額の100円未満を切り捨てた数 値が消費税として課税される。

今回の場合、課税標準価格は£165 x ¥129.03 = ¥21,289.95。
課税標準価格が10,000円以上なので消費税と地方消費税の対象となり、各消費税は課税標準価格に関税額を加算した金額が対象になる。

課税標準価格 ¥21,289 + 関税額 ¥8,600 = 課税対象額 ¥29,889
内国消費税(4%)は1,000円未満は切り捨てなので¥29,000 x 0.04 = ¥1,160 100円未満切り捨てで 1,100円

地方消費税は内国消費税額の25%なので、¥1100 x 0.25 = ¥275 100円未満切り捨てで ¥200 

※今回の輸入にかかると予想される総金額※

商品代金£275 + 送料£25 = £300
為替レートの仲値(TTM)¥125.35 クレジット事務処理コスト1.63%で試算 ¥38,217

関税は前掲のとおり2足で8,600円。同様に内国消費税(1,100円)・地方消費税(200円)の合計 1,300円

総合計:2足で48,117円

内訳的には1足3万弱と1足2万弱の靴を購入したような感じである。
ちなみに、安い方はLOAKEのDeanで£135。これよりも£39ほど安いLOAKEの靴が、国内では27000円ほどで販売されている。
単純に1足£96だと送料が£20、クレジ事務処理コストを含め通貨レート¥130で試算すると  (96+20) x 130 + 4300 + 950 = 20,330。
2足同時に購入すると送料が2足で£25になるので19,305円と、£1を130円で試算しても2万円を下回る。

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購入後の流れ

購入したら後は待つだけなのだが、稀に「在庫切れ」が発生する。洋の東西を問わず、やはり在庫切れは小売店の宿命らしい。

左図は注文後に届い注文内容を記載したHTMLタイプのメール。
タイトルは「Herring Shoes - Order Confirmation」

本来はこのメールの後にUPSの出荷通知メールが届いて終わりなのだが、残念ながら次のメールはUPSの出荷通知ではなかった。

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一見してLoakeのDeanという靴が3〜5日遅れるらしいというのが何となく分かったが、全く自信がないので Gmailの新機能でメッセージを翻訳してみた。

Gmailはメールの内容を他言語だと判断した場合に限り、左図赤枠部分のように「メッセージを翻訳」というリンクを表示する。
無論、相変わらず文章にならない機械翻訳だが内容を把握するには十分。

Gmailのインストールと使い方はこちら

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Deanの納期が3〜5日遅れるというのは理解できたが、先のメールには1足分しか納期が記載されていない。
もう1足のBlackfriarsは在庫があってDeanと出荷されるのだろうか、と思っていたところへ先のメールから7分後に左図のメールが届いた。

ん?Dear Bingham。。。
宛名がビンガムさんになっている。
しかし、メールの内容はLoakeのBlackfriarsに関してで、何よりメールのタイトルが注文番号なので、誤送信ではなさそう。

おそらく以前作ったメールの文面をコピペし、宛名を修正し忘れたのであろう。私も同じ過ちを何度か犯しているので、この手のミスには寛大で、ご同輩かと思 えば親近感さえ湧いてくる。

ただ、宛名の間違いは良いとしても、メールの内容はあまりよろしくない。BlackfriarsはLoakeにも在庫がなく、作るのに6〜8週間かかると 書いてある。ただ、出荷遅延のお詫びとしてどうやらシューキーパーをくれるらしい。

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さすがに2ヶ月は長すぎるので、同額の別の商品に替えることにした。今は店頭には立っていないが、一応仕事は小売業なの で、同業の誼でこのあたりの聞き分けは我ながら非常に良い。

「Blackfriarsの在庫切れは了解しました。今回の注文を以下の商品に変更してください。」をGoogle翻訳を 使用して英文にすると以下のようになった。
「Out of stock of the *Blackfriars*  was aware of.
Please change the order of this product below.」
これに宛名と変更する商品名とサイズも記入して返信。

返信してから1時間半後には左図のメールが届いていた。どうやら意味が通じたらしい。しかも今度は宛名が「Sir」になっている。初回の宛名間違いにも気 づいたようである。

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そして3日後、左図のメールが届いた。
メールで変更を依頼した商品に変わっており、シダーシューツリーがサービスで付いている。
コロニルのシダーシューツリーが3500円前後なので、これは意外と嬉しい。
しかも送料まで無料になっている。

在庫切れの対応としては少々過剰サービスかとも思うが、サービスを受ける方なので全く問題なし。

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そして変更後のメールが届いた30分後、ようやくUPSのトラッキング番号が記載されたメールが届いた。

デリバリーに関しては7〜10日になっているがUPSは非常に早い。
前回も出荷から3日後には日本に到着していた。

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左図はUPSのサイトで確認できる出荷状況。

5月21日18:00に英国を出発
翌22日0:44にドイツに到着 同6:18に出発
23日0:05に中国に到着 同3:54に出発

23日8時には日本に到着し、翌24日には手元に届いていた。
もちろん商品受け取り時には今回の関税と消費税、合わせて9,900円を支払っている。

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今回の輸入申告書

仕入書価格(CIF) GBP 165.60
通関価格 GBP 165.60
BPR合計 276.0
CIFとは申告価格。GBPはGreat Britain Poundの略で、英国ポンドの国際通貨コード。BPR合計は購入した商品代金の合計。つまりCIFはBPR合計の60%になる。

納税額合計 ¥9,900
通貨レート GBP 129.03
関税 ¥8,600
消費税 ¥1,100
地方消費税 ¥200

シダーシューツリーはBPR合計が”0”になっているがCIFは¥77。
関税率 2.2%
関税額 0

今回の品名は
”LEATHER FOOTWEAR FOR MEN INSOLE >19CM”
税関の統計品目表を見ると、
第12部 履物、帽子、傘、つえ、シートステッキ及びむち並びにこれらの部分品、調製羽毛、羽毛製品、造花並びに人髪製品
第64類 履物及びゲートルその他これに類する物品並びにこれらの部分品
の中に「中底が19cmを超えるもの」という項目があり、「30%又は4,300円/足のうちいずれか高い税率」としっかり明記されている。

ちなみにトリッカーズのカントリーブーツの時は
”F/W,COVERRING ANKLE,SOLE RUBBER,N.E.S”
と、なっていた。
「くるぶしを覆うもの」というのは理解できるが、ラバーソールではなく本革のソールなので、この品名は結構いい加減なものかもしれない。ただ、トリッカー ズの時はしっかりと課税標準価格の30%、6,300円を取られたので、品名はいい加減でも税金だけは違うらしい。

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届いた靴は無論、良い感じなのだが、それ以上にサービスのシダーシューツリーが良かった。
作りもしっかりしているが、杉の美しい木目と漂う芳香が気に入ってしまった。



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