動画ファイル・音声ファイル・画像ファイルなどからオリジナルのDVDムービーを作成する

Practice


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DVDStyler オリジナル動画でのDVD製作方法

動画編集はパソコンにかなりの負荷がかかるので、ハイスペックなマシンを使用したほうが作業がスムーズに行える。とはいえ、最近のCPUはローエンドでもかなりの性能を持っているので、それなりに作業はできる。


square 素材の編集

使用する素材は個々に編集してから統合するが、その前に制作する動画の簡単なコンテを作る。別にプレゼンするわけではないので、描いているイメージを走り書き程度にメモしておく。

アナログビデオを動画ファイルにする方法でデジタル化した動画を本編にして、DVDの初回再生時に流れるタイトルムービーを制作する。

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Avidemuxで本編を編集

Avidemuxのインストールと使い方はこちら

動画編集ソフト Avidemuxにはノイズや画質のシャープネス,インターレース解除など、各種のフィルタが用意されているので、素材の見栄えが良くなるようにフィルタをかけていく。

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フィルタを使用する場合は必然的に再エンコードが必要になるため、素材のファイルサイズはここで調整しておく。

後ほどDVD Stylerでも再エンコードされるため、画質は極力劣化を避けたいところだが、片面一層のDVDに収めるためには、4.7GB以下にする必要があり、2時間の動画であればMPEG2でビットレートは4000kbpsになる。

フィルタをかけたら本編に使用する部分をカットして出力。
オープニングムービーに使用する素材も本編の一部分をカットしてフィルタでモノクロ化して出力する。

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エンコーディングは品質とサイズのバランスが良い2パス平均ビットレート(VBR)で実行。

1パスの固定ビットレート(CBR)と異なり、2パス平均ビットレートは一度動画を分析し、その分析結果に基づいて効率の良いエンコードを行うため、CBRと同画質ならファイルサイズが小さくなる。

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Freemake Video Downloderで素材を入手

Freemake Video Downloderのインストールと使い方はこちら

オープニングムービーのBGMに有名アナウンサーの名台詞を使用したいが、手持ちの動画で使えそうなものがなかったので、YouTubeで検索。

該当の動画から音声を抽出。

「品質」でWebMを選択するとフォーマットがOgg Vorbisになるため、汎用性の高いMP3またはAACコーデックを使用してるMP4やFLVを選択する。

音声の基礎知識とリッピング方法はこちら

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XMedia Recode で音声抽出

XMedia Recodeのインストールと使い方はこちら

XMedia Recodeを使用して動画ファイルの一部分から音声を抽出する。

抽出する動画ファイルを開き、ファイル形式をMPEG2などの動画ファイルで選択。
プレビューで動画を見ながら大まかに抽出したい部分の開始フレームと終了フレームを指定し、再度形式タブに戻ってファイル形式で「WAV」を選択後、リストに追加してエンコードを実行すると、動画から音声のみを抽出できる。

MP3のみになるがFreemake Video Converterでも抽出が可能。

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Audacity で音声を編集

Auidacityのインストールと使い方はこちら

多機能なオーディオ編集ソフト Audacityを使用して音声にフェードアウトのエフェクトをかける。

初めに音声ファイルを左図赤枠部分にドラッグ・アンド・ドロップしてAudacityにファイルを認識させる。

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波形型のタイムライン上でクリックすると範囲選択が可能になるため、任意の範囲を指定。

左図のタイムラインでグレーになっているところが選択した部分。範囲選択した状態で「エフェクト」→「フェードアウト」を選択すると、左図のように波形が先細り(フェードアウト)する。

指定範囲のみをカットして保存する場合は、保存する範囲を選択後、「ファイル」→「選択範囲の書き出し」を選択。

保存先とファイル名を指定すると同時に、WAVやMP2、AC3など任意の任意のファイル形式で保存ができる。

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AviUtil で動画編集

AviUtlのインストールはこちら

素材が揃ったら動画編集ソフトAviutilでオープニングムービーを制作。

左図のようにタイムライン上で右クリックメーニューを出し、「新規プロジェクトの作成」を選択。

画像サイズは後ほど作成するDVDと合わせて「720x480」にしておく。フレームレートは初期設定で30fpsになっており、DVDは29.97fpsのため変更の必要はない。音声レートもデフォルトのままでOK。

AviUtlを起動しても左図のタイムラインが表示されていない場合は、「設定」→「拡張機能の設定」で表示される。

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新規プロジェクトを作成すると、左図のような黒一色の画面が指定した画像サイズ(720x480)で表示される。

タイムライン上に配置した素材は、このメインウインドウに表示され、表示されている位置はタイムライン上の赤い縦ラインで示されている。

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動画ファイル・画像ファイル・音声ファイルなどの素材はドラッグ・アンド・ドロップでタイムラインのレイヤーに追加する。

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Layer1が最も下層に位置し、数字が増すごとに上へ重なっていくイメージ。

追加した素材が動画や音声の場合、データの時間に応じて左図のように帯状に表示される。

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文字を直接入力するには、タイムライン上で右クリックメニューを出し、「メディアオブジェクトの追加」→「テキスト」を選択。

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追加するテキストは左図赤枠部分に入力する。

フォント形式、フォントサイズ、文字色、フォントの配置なども指定可能。
追加したテキストを表示させておく時間分だけ、帯を伸縮させて調整する。

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シーンチェンジの他、素材にフィルタをかける場合は、タイムライン上で右クリックメニューを出し、「フィルタオブジェクトの追加」で任意のフィルタを選択する。

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左図はシーンチェンジ。任意の効果を選択する。

シーンチェンジなどのフィルタも効果の時間を帯びの長さで調整する。

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動画素材の場合は動画と音声でレイヤーが分かれて表示される。それぞれを個別に編集する場合は、素材ををクリックして選択し、右クリックメニューから左図のように「グループ解除」を選択。

今回は音声データは不必要なため、音声部分を選択して右クリックメニューから削除。

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追加した動画を任意の位置でカットする場合は、カットする位置に赤い縦ラインを合わせ、右クリックメニューから「中間地点で分割」を選択。不必要な部分を選択して、同じく右クリックメニューから削除。

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ある程度イメージが固まってきた時点で、実際の動きをテスト再生する。
再生ウインドウはメインウインドウの「表示」→「再生ウインドウの表示」で表示。

再生ウインドウの右下にある再生ボタンをクリックすると、配置したデータが再生される。

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タイムラインは左図赤枠部分のゲージを移動させることで、表示される時間単位が変化するため、作業しやすいように調整。上部にはスクロールバーが付いている。

データがまとまったら赤ラインを任意の終了フレームに移動させ、メインウインドウの右下にある→|で終了フレームを指定する。

同様に開始フレームを任意の位置に移動させる場合は、赤ラインを開始フレームに移動させ、|←をクリックして指定する。

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出力データが整ったら、メインウインドウの「ファイル」→「AVI出力」を選択。

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ファイルの保存先とビデオ圧縮・音声圧縮に使用するコーデックの指定をする。

それぞれ左図赤枠部分の「ビデオ圧縮」「オーディオ圧縮」をクリックしてコーデックを設定。

本来は未圧縮で出力したいところだが、AviUtlで出力した未圧縮のAVIファイルはXMedia RecodeやAvidemuxで読み込むことが出来ず、XMedia Recodeでは認識させた途端に強制終了する得意の現象が発生するため可逆圧縮のYUY2で出力する。

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YUY2で出力したファイルサイズも1分で1.25GBになるが、このエンコーダーだとAvidemuxで認識でき、MPEG2へ再エンコードが可能。
XMedia RecodeはYUY2でもプレビューすると強制終了したが、プレビューさえしなければエンコード可能。

AviUtlに追加したプラグインでエンコードすることも可能だが、画質と他のソフトとの互換性を考慮すると、YUY2かIYUVを推奨。

今回はYUY2で出力したファイルを、AvidemuxでMPEG2へVBR(4000kbps)で再エンコードしてファイルサイズが18MBになった。


square DVDに書き込む

DVDのブランクメディアに動画ファイルを直接書き込んでも通常のプレーヤーでは再生できない。DVDプレーヤーで再生するためにはオーサリング処理が必要なので、独自メニューが作成できるDVD Stylerを使用する。

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GIMPで画像編集

GIMPのインストールと使い方はこちら

DVD Stylerのメニューで画像を背景に指定した場合、左図の赤色部分が実際にテレビで視聴した際、確実に映る部分である。

背景にする画像は壁紙などがベストだが、壁紙ではどうしても一部分がはみ出てしまう。

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GIMPで対象の素材を読み込み、拡大縮小のツールで任意に縮小する。

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縮小した状態で元のキャンバスサイズのままJpegで保存すると白い枠が付いた画像になる。
この時、必ず別名で保存する。

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作成した画像を背景に設定し、はみ出し具合を確認。

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DVD Styler でDVDを作成

DVD Stylerのインストールと使い方はこちら


メニューの前に作成したオープニングムービーをDVD挿入時に一度だけ再生させ、そのままメニューを表示。

メニューは表示される度に音声が一度再生。

メニューにはタイトルが2つあり、それぞれタイトルを選択して再生した場合は、再生終了後にメニューに戻る。

ALL Playを選択時のみ全てのタイトルを再生。

全体の構成を決めて素材を配置する。

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メニューに追加したタイトルの画像を指定する。

メニュー上のタイトルのダブルクリックまたは右クリックメニューのプロパティを選択。
必要に置いじて枠の色なども指定する。

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オープニングムービーを再生させるため、VMメニューを追加。

追加したVMメニューをダブルクリック、あたは右クリックメニューからプロパティを選択。

「プリ・コマンド」に再生するオープニングムービ(左図ではtitle1)を指定する。
VMメニューは通常のメニューの前に読み込まれるため、メニューが表示される名にオープニングムービーが再生される。

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次にVMメニューのプリ・コマンドで再生したオープニングムービーをダブルクリックまたは右クリックメニューのプロパティで開く。

オープニングムービー終了後、メニューを表示させるため、「ポスト・コマンド」には「call menu;」を指定して、メニューを呼び出す。

後は本編タイトルのプロパティでポスト・コマンドに「call menu;」を指定する。

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「All Play」のプロパティではジャンプ先を本編タイトルに指定。

全タイトル再生にチェックを入れる。

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メニューやタイトルのプロパティ設定が全て完了したら、「DVD書き込み」のアイコンをクリックするか「ファイル」→「DVD書き込み」を選択。

左図赤枠部分の「ISOイメージファイルを作成」にチェックを入れ、保存先フォルダを指定して「開始」。

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Virtual Clonedrive でマウント・再生確認

Virtual Clonedriveのインストールと基本操作はこちら

Media Player Classic~Home Cinemaのインストールと基本操作はこちら

DVD Stylerで出力したISOイメージファイルはSM Playerでも再生可能だが、仮想ドライブのVirtual ClonedriveでマウントしてからMPC(Media Player Classic)で再生したほうがDVDに焼いた際のイメージに近い。

Virtual Clonedriveがインストールされた環境で、作成されたISOファイルを選択し、右クリックメニューで「マウント」を選択する。

これでDVDドライブにDVDを挿入した状態と同じになる。

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自動再生が有効であればVirtual Clonedriveにマウント後、自動再生が開始する。

自動再生を無効にしている場合は、左図のようにVirtual Clonedriveを選択し、右クリックメニューから「自動再生を開く」を選ぶと、再生するアプリケーションが表示されるため、一覧から「Media Player Classic」を選択する。

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テスト再生して問題がなければデータの作成は完了。

思った動きをしていなければ、ISOファイルを削除して再度DVD Stylerでやり直し。

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Img Burnで書き込み

Img Burnのインストールと使い方はこちら

ISOイメージファイルを作成したら、後はライティングソフトImgBurnを使用してデータをDVDに書き込むだけ。

作成したISOイメージファイルを選択し、右クリックメニューで「ディスクを焼く:ImgBurn」を選択するか、ImgBurnを起動して「イメージファイルをディスクに書き込む」を選択後、書き込むISOイメージファイルを指定する。

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空のDVDディスクをドライブに挿入すると左図赤枠部分がクリック可能になるので、クリックして書き込みを開始する。

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書き込みエラーが出なければこれで完成。

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ラベル印刷

ラベル印刷が可能なプリンタに付属しているソフトを使用してオリジナルジャケットを作ると、更にそれっぽくなる。

左図はエプソンのEpson Print CDで作成した今回のジャケット。

下の動画は今回作成したDVDを再生したもの。
さすがにVHSのEPモードで録画された15年以上前のシロモノなので画質は悪いものの、素人レベルならこの程度かと。


左の動画は今回作成したDVDを再生したもの。
さすがにVHSのEPモードで録画された15年以上前のシロモノなので画質は悪いものの、素人レベルならこの程度かと。



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