INTEL Pentium G6950 〜 INTEL Pentium G6950を使用した自作PC

DIYPC


DIY PC

  Pentium INTEL Pentium G6950 〜 INTEL Pentium G6950を使用した自作PC

職場のPCで使用しているアプリのバージョンアップに伴い、PCのスペックがアプリの推奨値を下回ったためにスペックアップすることになった。
業務用PCに求められるのは処理速度よりも安定性。

AMDのCPUは以前に比べると格段に安定しているのだが、昔貼られたレッテルというものはなかなか払拭できず、未だに敬遠される傾向にある。
その点、インテルはブランドイメージもよく信頼度も抜群。無論、インテルにも黒歴史はあるが、それを補って余りある実績とブランディングで信頼を勝ち取っている。


square パーツの選定

CPUのTDP(最大放熱量)が73Wと微妙な数値だが、CPUクーラーはリテール品を使用し、フロントにもサイドにもファンの追加はなし。
業務用なのでインテルのCPUを使用したが、オンボードのグラフィックが弱く、同等スペックで組むならAMD AthlonUx2 245の方がバランスが良い。

Pentium
CPU : INTEL Pentium Dual-Core G6950 Box ¥7,980-

定格2.8GHzでTDPが75Wの2コアCPU。
Coreシリーズの下位になるPentiumだが、32nm世代のG6950はオーバークロック(OC)耐性が高く、評判の良いCPU。グラフィック機能も搭載。

Motherboard
Motherboard : GIGABYTE GA-H55M-S2V ¥6,980-

フォームファクタはMicro-ATX。LGA1156、H55チップセット。グラフィックインターフェイスを備えたH55チップセット搭載のマザーボード。
CPUにグラフィック機能が搭載されている場合にグラフィックが有効になる。

end08
Main Memory : CFD販売 DDR3 PC3-10600  2048MB x 2  ¥3,770-

メモリは現在使用しているコルセアのDominatorを転用。

serialport
Sound Card : AREA SD-PCI9820-1SL  ¥2,980-

業務用のため、レガシーデバイスであるシリアルポートが必要なのだが、MicroATX H55チップセットのマザーボードでシリアルポートを搭載しているものはないため拡張カードで対応。

end10
Hard Disk Drive : WesternDigital WD5000AALS  7200rpm  ¥3,330-

スペック的に可もなく不可もなし。

drive
Optical Drive : Sony Optiarc AD-7260S-OB ¥2,480-

DVD±R DL/±R/±RW/RAM対応 価格で選択。

GZcase
Case : GIGABYTE GZ-M1BPD-700 ¥2,980-

置き場所の問題などからマイクロタワーを選択。

Bullmax
Power supply unit : KEIAN Bull-MAX KT-620RS ¥3,450-

12Vは1系統で32Aなので、12x32=384W。
620Wになっているが、実質的に400Wクラスの電源。

square 制作の手順

マイクロタワーなので仕方ない部分はあるが、このケースはハードディスクが非常に取り付けにくく、CPUクーラーや24pinの主電力に干渉する。
ケースは値段相応。作りが丁寧なわけでもなく、バリ取りが不完全な箇所もあるが、特に大きな問題はない。

pen3
パーツの取り付け

マザーボードが入っている箱を作業台に利用。

マザーボードを包んでいるのは静電気防止袋なので、その袋を箱の上に敷くと作業台の完成。

pen4

リテール品のCPU。
CPUクーラーが目立っているが、CPU本体は左図赤枠部分にある。

pen8

始めにCPUを取り付ける。
CPUの角についている▲印を確認(左図赤枠部分)

pen7

マザーボード側のCPU取り付け位置にも、左図赤枠部分のように▲印があり、この▲を合わせるように設置する。

pen5

左図赤枠部分のレバーは、押しながら横にスライドさせるとロックが外れる。

pen6

レバーを上げ、保護カバーを外す。

pen9

▲印の向きを合わせてCPUを設置する。

pen10

左図赤枠部分にカバーの先端を差し込み、レバーを下げ、押しながらロックをかける。

pen11

次にCPUにヒートシンクを取り付ける。

今回はリテール品を使用。
リテール品にはグリスが予め塗布されているため、そのまま設置。

pen12

設置する際はマザーボードのCPUクファンコネクタの位置を確認し、ケーブルを適正な状態で接続できるようにする。

pen13

リテール品のCPUファンには左図のように矢印がついているが、これはファンを取り外すときに回す方向が示されており、固定する際は上から押し込むだけ。

この部分を回しながら押し込んでも固定しないので要注意。

上から押し込むと「カチッ」と音がして、ヒートシンクが固定する。

pen14

ヒートシンクを固定した後、マザーボードのCPU_FANコネクタにCPUファンのケーブルを接続して、 CPUの取り付けが完了。

pen15

CPUの次はメインメモリを装着。
今回のマザーボードはメモリスロットが2つしかないため、それぞれのスロットのツメを起こしておく。

pen16

メインメモリについている溝をスロットに合わせ(左図赤枠参照)メモリの両端を押し込むと、起こしたスロットのツメが倒れ、メモリが固定される。

  pen17
通電テスト

CPUとメインメモリが装着できたので通電テストを実施。
PCケースのフロントパネルから伸びているケーブルを、マザーボードのフロントパネルコネクタに接続する。

POWER LED+ (電源を入れた際に点灯するLEDランプ)
POWER LED-
POWER SW (電源のオン・オフスイッチ)
RESET SW (リセットスイッチ)
HDD LED+ (ハードディスクへのアクセス時に点灯するLED)
HDD LED-
SPEAKER (スピーカー)

+と−があるのはLEDで、接続を間違えると当然LEDランプが点灯しない。その他は所定の箇所へ接続する。

ケースによってフロントパネルコネクタは異なり、今回のケースにはリセットスイッチがなかった。

pen18

次に電源ユニットから主電力(24pin)を接続。

pen19

主電力と同様に田型と呼ばれる4pinの12Vも接続。

 pen20

マザーボードとモニタ、キーボードも接続する。

pen22

接続ができたら、PCケースの電源スイッチを入れる。

正常に接続ができ、CPUやメモリに初期不良がなければ、電源投入後、キーボードでDELキーを押すと BIOSメニューが開く。
BIOSメニュー起動後、CPUやメモリを正しく認識しているか確認。

電源投入後、BIOSメニューの起動に失敗すると左図のようにSystem Diskが見つからないといったメッセージがでるため、Ctrl+Alt+Delで再起動し、BIOSメニューを起動させる。

ここでモニタに何も映らない、電源が入らない、ビープ音が鳴るなどの場合は、再度CPUやメモリ、ケーブル類が正しく装着されているか確認する。

pen21

CPUファンが御機嫌に回転していることを確認。
ファンがわずかにケーブルへ干渉していることがよくあるため、異音がしていないか確かめる。

一通り通電テストが完了したら、PCケースの電源スイッチを長押しして電源を落とし、必ず電源ユニットの電源をコンセントから抜いた上で、一旦、マザーボードに取り付けた電源類を取り外す。

pen23
パーツの設置とケーブル接続

最小構成での通電テストが完了したため組立を再開。

PCケースに電源ユニットを固定する。

pen24

マザーボードを固定するための六角スペーサーをケースに取り付ける。

ケースによってはスペーサーの取り付け位置を記してあるものもあるが、安価なケースはほとんどが無印のため、マザーボードを実際に置いてみながら、スペーサーの取り付け位置を確認する。

pen25

背面パネルはケース内側から填め込む。

電源ユニット・スペーサー・背面パネルが設置したら、マザーボードをケースに固定する。

pen26

固定したマザーボードに、電源ケーブルやフロントパネルコネクタを接続する。

また、フロントパネルにあるUSBやオーディオコネクタ、ケースのリアファンも接続する。

左図はUSBコネクタ。

pen27

これでケーブル類はほぼ接続が完了。

pen28

光学ドライブとハードディスクドライブを接続。

このケース(GZ-M1BPD-700)は正面左のサイドパネルしか開かず、右のサイドパネルは固定されている。
フロントパネルは左右で固定箇所があるものの、フロントパネルの底部に手を入れ、引き上げるよう手前に引くと簡単に取り外しができる。

フロントパネルを外したら光学ドライブを手前から差し込み、フロントパネルを取り付ける。フロントパネルと光学ドライブの面を合わせ、光学ドライブをインチネジで固定する。

pen29

次にハードディスクドライブを固定するのだが、ケース内が狭く、ハードディスクを3.5インチベイに設置する際、CPUファンにわずかに干渉する。
リテール品のファンでも干渉する程なので、リテール品よりも大きなファンを取り付けた場合は、確実にハードディスクの設置が困難になる。
また、ハードディスク設置後も、24pinの主電力に僅かに干渉する。

光学ドライブとハードディスクドライブに電源とSATAケーブルを接続し、他の余っているケーブルも含め、ケース内のエアフローを良くするために整理する。

pen30

今回はRS232シリアルポートが必要なため、最後にPCIカードを挿入し、組立が完了。

pen31

モニタやキーボードを接続後、改めて電源を投入し、BIOSを起動。
ハードディスクや光学ドライブを認識していることを確認し、CPUの情報なども再確認して、Windowsのセットアップとドライバをインストールすれば完成。

square 制作したPCの情報確認とベンチマーク

ビジネスアプリケーションの動作がメインのため、スペックには全く問題は無い。ただ、CPU内蔵グラフィック機能は、AMDのオンボードグラフィックと比較すると見劣りする。

pen33

CPU-Zの結果

CPU:Intel Pentium G6950 2.8GHz DualCore
ソケット:LGA1156
チップセット:Intel H55 Express
グラフィック:オンボード ※CPU内蔵グラフィック機能
メインメモリ:DDR3 PC3-10600 4096MB Dual Channels
ハードディスクドライブ:SATA 500GB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
グラフィックインターフェイス:D-Subx1 DVI-Dx1
拡張カード:RS232(シリアルポート) x1
電源:620W
サイズ:マイクロタワー(180mm x 398mm x 368mm)

合計金額:33,950円

pen34

HWMonitorの結果

セットアップ後、複数のアプリケーションをインストール。
起動時間は4時間ほどだが、32nm世代CPUの割にはコアの温度が高め。

エアフローは吸気ファンがなく、リアファンと電源ユニットのファンが排気しているため、ケース内部は負圧。

pen32

CrystalMarkではCPUの性能がAMD AthlonUx2 245の120%ほどの数値になっている。
AthlonUx2 245がPentium G6950より2割ほど安価なので、定格動作だがCPUの性能は価格相応。

意外と数値が伸びなかったのがグラフィック。
CPU内蔵のグラフィック機能は、AMDのオンボードグラフィックに大きく引けをとる結果になった。
業務用のため高性能グラフィックは必要ないが、一般的なホームユースなら、 AthlonUx2 245で構成した方がトータルバランスがとれたパソコンになる。

AthlonUx2 245はTDP65W、Pentium G6950はTDP73W。
わずかな差だが、今回使用したケースのようにリテール品のCPUクーラーの取り付けを余技なくされる場合は、TDPは低いに超したことはない。

penG6950

PCMARK05の結果

PCMark Score:4888
CPU Score:6837
Memory Score:6028
Graphics Score:1820
HDD Score:6134

定格動作ではPCMARKでも大した数値ではない。


line