INTEL Pentium G2030 〜 INTEL Pentium G2030を使用した自作PC

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  Pentium INTEL Pentium G2030 〜 INTEL Pentium G2030を使用した自作PC

今回の依頼は3年ほど前のlenovo製15インチノートPCの代替となるマシンの製作。
ノートPCの代替なので省スペースが大前提。ただ、用途が主にネットサーフィンやブラウザゲーム、稀にビジネスアプリを動かす程度なので、少々オーバースペック気味でストレスフリーのマシンにしてみた。
モニタがないということなのでHDMIでテレビに接続し、別途Logicoolのワイヤレスキーボードを購入。コタツに入りながらテレビでブラウザゲームしたりYouTube見たり、廃人へまっしぐらの環境になったらしい。


square パーツの選定

当初、作りかけで止まっていたmini-ITXのマザーボードがあったため、それを使用するつもりでCPUをLGA1155で選んだものの、そのマザーボードはグラフィック機能が損傷して使い物にならず、仕方なくLGA1155のマザーボードを追加購入。
世の中すでにIvy Bridgeから昨年の夏に発売が開始されたHaswellへマイクロアーキテクチャが移行しているので、現状ではLGA1155のmini-ITXマザーボードを取り扱っている販売店がほとんどなく、今回購入したASRockの製品もAmazonで残1だった商品。

コストを抑えるためにSSDやHDD、メインメモリなどは余り物を使用したが、Intelのグラフィック機能だけは気に入らないのでローエンドのグラボを追加。

Pentium
CPU : INTEL Pentium Dual-Core G2030 ¥6,480-

Ivy Bridge 2コアCPU。定格3.0GHz TDP55W。
Core i3 とCeleronに挟まれ立ち位置が微妙なPentiumだが意外とコスパは良かったりする。

H61M-ITX
Motherboard : ASRock H61M-ITXJ ¥7,680-

フォームファクタはmini-ITX。LGA1155 H61チップセットを搭載。
mini-ITXのマザーボードはスペック的にMicro ATXと比べ割高感がある。

Elixir
Main Memory : CFD販売 DDR3 PC3-10600  W3U1333Q-4G 4096MB x 2

メモリは余り物を使用。

Geforce210
Graphic Card : ASUS 210-SL-TC1GD3-L ¥3,000-

NVIDIA GeForce 210搭載のファンレスグラボ。
Intelのグラフィックは残念なので安価なグラボでもあった方がマシ。

ssd
SSD : OCZ Technology AGT3-25SAT3-60G

起動ディスクとして60GBの余り物SSDを使用。

HGST2.5
Hard Disk Drive : Hitachi 2.5inch 500GB

既存以前ASUSのノートPC X301のHDDをSDDに換装した際に取り外したHDDを使用。

monobox itx2
Case : Scythe MONOBOX ITX2 ¥5,100

DVDドライブの5インチベイがないキューブ型ケース。
材質はアルミで幅200×高さ235×奥行210mmと非常にコンパクト。ケースファンはないが、作りも悪くなくコストパフォマンスは高い。

goriki500
Power supply unit : Scythe 剛力Nakedプラグイン500W ¥6,521

80Plus Bmronze認定 プラグイン式の電源ユニット。12Vは1系統37.5Aなので、12x37.5=450W。
ケースは奥行き180mmまで対応しているが、極力ケース内部のスペースを確保するため奥行き140mmで、更に必要なケーブルのみを使えるプラグイン式のものを使用したため、少々割高になってしまった。

square 制作の手順

mini-ITXはコンパクトさが最大のメリットだが、そのメリット故に作業がしづらい。更にmini-ITX用のケースは特殊な作りをしており、通常の制作手順が通用しないことが多い。
今回使用したキューブ型のケース MONOBOX ITX2は5インチベイがなく、マザーボードが側面に、HDDは底面に固定し、背面に電源ユニットを取り付けるとマザーボードが全く見えなくなってしまう 仕様になっている。そのため電源ユニットを取り付ける前に各ケーブルを接続を行い、配線をある程度まとめてから電源ユニットを固定する、ちょっとイレギュ ラーなケースだった。

G2030_2
パーツの取付

前述の通り、当初は放置していたマザーボードの再利用を試みたが、保管状態が悪かったのか、グラフィック機能に異常が有り使い物にならなかった。
その為、固定したCPUを取り外し、クリーナーでグリスを落とした上で再度グリスを塗布。
そのCPUを取り付けたのが左図。

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CPUクーラーはリテール品を使用。
無論、CPUファンもクリーナーでグリスを落としてからマザーボードに固定し、メインメモリもメモリスロットに固定。

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フロントパネルのコネクタが接続しにくい所にあったので、取り敢えずPW±だけを接続して通電テスト。

G2030_5
通電テスト

今回はグラフィックカードを使用するので、PCIeにグラフィックカードを挿してモニタを接続。
24pinの主電源、12Vの田型を接続し、キーボードを接続したらケースの電源をON。

問題なく通電テスト終了。

G2030_1
パーツの設置とケーブル接続

ケースは総アルミでヘアーラインが入っているので、見た目はお値段以上。
側面と背面のボルトを外してサイドパネルを取り外す。

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マザーボードは側面に固定する。
左図では底面に見える箇所になるが、ケース内部が狭い上に深いので、マザーボードの固定にはちょっと長めの150mmのマグネット付きドライバーがあると便利。

G2030_7

分かりづらいが左図が150mmのボールグリップドライバーを使用して固定しているところ。
これが100mmのドライバーならグリップを握って回すことが難しく、マグネットがついていないとボルトの固定だけでも難儀することになる。

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本来ならマザーボード設置の後は電源ユニットを固定するのだが、ケースの構造上、電源ユニットを固定するとマザーボードが全く見えなくなってしまうので先にHDDを固定。

今回は2.5インチのSSDと余り物の同じく2.5インチのHDDを使用するので、ケースに付属のゴム取り付けて、それぞれ固定する。

G2030_9

HDDを2.5インチにしたのでケース内部に程よいスペースができた。
ただ、強めに固定してしまうとSATAケーブルが底面に干渉して正しく接続できないので、若干浮かす感じで固定している。

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SSDとHDDを固定したらフロントパネルコネクタ、24pinと4pinの電源、SATAを接続。

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配線の接続ができてから電源ユニットを固定。
本来は電源ユニットのファンをサイドパネル側に向け、外気を直接吸気するように取り付けるのが推奨されている。
このケースは背面に40mmのファンを4個追加することができるが、今回は静音性も考慮してファンを追加しないこと、更にファンレスのグラフィックカードを追加したことを考え、敢えて電源ユニットのファンをケース内部に向けて取り付けた。

取り付け後にケース内への空気の流入を見ると、電源ユニットのファンにより、背面の吸気口から外気が流入し、電源ユニットの排気口から流出。
サイドパネルの吸気口からの流入がほとんどないので、ケース内部はほぼ正圧になっていると思われる。

G2030_12
OSのインストール

使用するつもりのマザーボードが損傷していたこと以外、組立は大きな問題もなく完了。

次にOSのインストールにとりかかるのだが、このケースには5インチベイがないので当然ながらDVDドライブがない。
USBメモリからインストールする方法もあるが、手持ちに4GB以上ののUSBメモリがないので、ポータブルDVDドライブを使用してインストールを試みた。

が、DVDを読み込んでインストールが始まると、途中で左図のように「DVDドライブのデバイスドライバがないからドライバーをインストしろ」とのメッセージ。

すでにDVDドライブからインストールディスクを読んでますやん。。
と、ツッコミを入れても頑なにドライバをインストしろと言うことを聞かず、当然先へも進めない。無論、DVDドライブのドライバなどメーカーサイトにもない。

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調べると同じ現象の報告が散見されたが、どれも原因が曖昧で解決には至っていない。
今回のケースであからさまに疑わしいのがポータブルDVDドライブ。
供給電力を安定させるためにUSBケーブルが2本付いているのだが、所詮はUSBからの電力供給。
5VのACアダプタがあれば電力不足か否か確かめられたのだが、残念ながら該当するアダプタがないので、秘密兵器を使用することにした。

左図は調子が悪くなった外付けDVDドライブを分解した際に取り外したパーツ。見ての通り内蔵型のSATAデバイスを接続でき、ACアダプタから電力を供給し、USBコネクタで接続する。
もちろん、このパーツを使用するためには内蔵タイプでSATAのDVDドライブが必要なわけだが、DVDドライブならいくつか転がっている。

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ポータブルDVDドライブを取り外し、左図の内蔵型DVDドライブを接続。
案の定、インストールが滞り無く終了。

同じUSB接続でのインストールなので、内蔵型とポータブルDVDドライブの大きな違いは電力供給ということになる。
ノートPCなど元の電力が弱いのなら理解できるが、今回のPCの電源ユニットは500WなのでPC本体の電力不足は考えられない。
そうなると疑わしいのはやはりポータブルDVDドライブなのだが、未検証なので原因は不明のまま。

square 制作したPCの情報確認とベンチマーク

CPUの性能はエンコードなど高負荷の処理を実行した際に差が出るが、ネットサーフィンやブラウザゲーム程度では、処理速度の早いCPUを搭載するより、システムドライブにSSDを使用する方が体感速度は向上する。
今回のPCも起動時間やブラウジングなどに関しては、AMDの8コアCPU FX-8350と比べても体感的には大差ない。

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CPU-Zの結果

CPU:Intel Pentium G2030 3.0Hz Dual-Core
ソケット:LGA1155
チップセット:Intel H61
グラフィック:nVIDIA GeForce 210
メインメモリ:DDR3 PC3-10600 4096MB Dual Channels
SSD:SATA 6Gb/s
ハードディスクドライブ:SATA3Gb/s 500GB
グラフィックインターフェイス:DVIx1 HDMIx1 D-Subx1
電源:500W
サイズ:mini-ITX (W200mm x H235mm x D210mm)
OS:Windows7 64Bit

新規購入パーツ合計金額:28,781円

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HWMonitorの結果

室温20度で一通りアプリをインストールした直後のアイドル状態。

ケースファンがなく、ファンレスのグラフィックカードまで搭載しているにも関わらず、CPUやHDDの温度はほぼ標準。

TDP55Wの省電力CPUと、ノートPC用の2.5インチHDDを使用して正解だった。
ノートPC用のCPUを使用すればもっと温度は下げられたと思うが、mini-ITXを使用して、でっかいノートPCを制作するよりは、ちっちゃなデスクトップにしたかったので、ファンレスでこの温度であれば十分。

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Windowsエクスペリエンスの結果

ローエンドのグラボとは言え、グラフックスが予想以上に伸びなかった。
ただ、CPU6.9、メモリ7.4、プライマHDDリ7.2なので、グラフィック以外はミドルレンジクラスに匹敵する。
コンパクトで見た目に可愛いが、意外としっかりもののPCになった。



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