HP ProBook455G2 〜SSDへの換装とメモリ増設

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  HP HP ProBook455G2 〜SSDへの換装とメモリ増設

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HPがAMD A10搭載のノートPCを発売するという記事を見て食指が動いてしまった。
もともとAMD製のCPUを搭載するノートPCを販売するメーカーは少なく、HP、lenovo、AcerがメインでMSI、Dellに申し訳ない程度のラインアップがある。

HPが販売したのは2014年6月に発表された開発コード「Kaveri(カヴェリ)」と呼ばれるCPUとGPUが統合されたモバイル向け超低電圧APUのラインナップにある「A10-7300」と「A6-7050B」の2種。
A10は「10コア」を謳っているが、これはCPU4コアとGPU6コアを足しての話で、CPUが10コアというわけではない。
GPUは画像処を行う演算ユニットだが、このGPUにもCPUで行われる「計算」をさせることで、あたかも10コアで動作しているようになる。ただし、これにはHSA(Heterogeneous System Architecture)というCPUとGPUを利用するアーキテクチャーに対応していることが大前提で、OracleがHSAをサポートしたJavaの開発を行っているがリリースは2016年の予定で、10コアというHSAの恩恵にあずかるのはまだ先の話。


HPには「個人向け」と「法人向け」があり、このAMD APUを搭載したモデルは「法人向け」で「個人向け」のラインアップには含まれていないが、個人でも「法人向け」モデルは普通に購入できる

CPU:AMD A10-7300 1.9GHz〜3.2GHz
チップセット:AMD A76M FCH
メモリ:SO-DIMM DDR3L-1600
グラフィックス機能:Radeon R6グラフィックス
ストレージ :HDD 500GB
オプティカルドライブ:DVDスーパーマルチドライブ

このスペックで送料と消費税を含め 62,640円。
CPU単体の性能では29,800円で購入したASUS X301Aに搭載されているPentium B970と大差はないが、TDPはA10-7300の方が大幅に下がっており、実用レベルでは全く支障のないスペックになっている。
A10-7300と同クラスのインテル製CPUはCore i5 4200Uで、こちらはDual-Core、クロック1.6GHz〜2.6GHz、TDP15Wと、スペック的にはA10-7300に劣っているが、性能はほぼ互角。



square パーツの選定

サブマシンというより移動可能なメインマシンとしての使用が前提とは言え、あくまで仕事用なのでディスク容量は250GB、メモリも4GBx2のデュアルチャンネルにしてみた。

FX
SSD : A-DATA ASX900S3-250GM-C-7MM ¥13,017

250GBのMLCタイプ。

Motherboard
Main Memory : SAMSUNG 1600D3NL-4G-S  ¥5,130-

実装していたメモリと型番が微妙に異なるSAMSUNGのメモリ。
CPU-Zで確認するまでは不安だったが、一応デュアルチャンネルとして認識している模様。

square 作業の手順

ASUS X301Aと異なり、ProBook 455G2 はボルトを1本外すだけでメモリとHDDにアクセスできるので作業は非常に楽。
ただし、HPはプリインストールしてあるOSのみのサポートとなるので、HDDを換装した時点でサポート対象外になる。
また、換装する前にデバイスマネージャーでインストールされているドライバを把握しておく。

ProBook
換装と増設

裏面の中央にあるネジを外す。

ProBook

ボルトにはバネが付いている。

ProBook

カバーは手前にスライドすれば簡単に取り外せる。

ProBook

メモリスリットは空きが1つ。

ProBook
メモリは斜めに挿してから押し込むとスロットのツメがメモリを固定する。
ProBook

ハードディスクの表面を覆っているカバーには手を付けず、四隅のボルトを外し、やや浮かし気味に引いて取り外す。

ProBook

取り外したら側面のボルトを外してフレームからHDDを取り外す。

ProBook

取り外しと全く逆の手順で、SSDをフレームに取り付け、SATAへ接続し、四隅をボルトで固定する。

後はカバーを閉じて作業完了。

square OSのセットアップ

今回のSSD化とメモリ増設は特に難しくもなく、気をつけるポイントはメモリの挿し方くらいで、15分もあれば完了する程度のものだが、セットアップが少々手こずってしまった。

購入時はWindows8.1が搭載されていたが、SSDにはWindows7をインストール。
Windows7 64bit用のドライバはHPのサポートページから入手可能だが、「ネットワーク」にあるWireless LANドライバは換装前に確認したドライバと同じタイプのものをインストールする。
キーボード・マウスにあるドライバで必須なのは「カメドライバー」のみで、他の2つはインストールしなくてもOK。ソフトウェア系も好みで選択。オペレーティングシステム・機能拡張は入れておいたほうが良さそうなのでインストしておく。

ProBook 455G2 ドライバダウンロードページ

ProBook
DVDドライブからBootできない

SSDへ換装後、いつものようにWindows7のセットアップディスクをドライブに入れて、パワースイッチをON。

いつもなら「Press any key to boot from CD or DVD....」と表示され、何かにキーを押してセットアップディスクを読み込むのだが、左図のような見慣れぬ画面が表示された。

どうやら「起動可能なイメージが見つからん!ノートブックはシャットダウンする」と仰っておられる。

ProBook

仕方ないので一旦シャットダウンした後、再び電源を入れ、HPのロゴが出ている1〜2秒間、「ESC」キーを連打して左図の「Startup Menu」を出し、「F9」を押して「Boot Device Options」を選択。

「Optical Drive」を選択したものの、No Bootable image found,の画面が再び表示された。

ProBook
SecureBoot の解除

調べた結果、どうやらHPのBIOSはSecureBootというのが初期状態で設定されているらしく、これを解除してやらないと光学ドライブからのブートができないらしい。

気を取り直してPCを起動して「ESC」を連打。長く連打し過ぎるとMENUから抜けるので連打は2秒以内。

Startup Menuが表示されたら「F10」を押して「BIOS Setup」へ入り、「Advance」のメニューにある「Boot Options」を選択。

ProBook

SecureBoot Configuration の項目で SecureBoot のチェックを外す。

ProBook

チェックを外すと左図のように The seiection will disable SecureBoot. 「SecureBootが無効にされた」とメッセージが出るので「Accept」を選択。

ProBook

SucureBoot を無効にすると左図のように Boot Mode の選択が可能になるので、「Legacy」を選択。

ProBook

Legacy を選択すると再びメッセージがでるので「Accept」。

「ESC」キーを2回押して、「Save Changes?」の画面で「Yes」を選択してBIOSを終了。

ProBook

ProBookの電源を入れ、「ESC」キーでSetup Menuを表示。

「F9」キーを押して「Boot Device Options」を選択。

ProBook

「Optical Disk Drive」を選択して「ENTER」キーを押すと、ようやく「Press any key to boot from CD or DVD....」に辿り着ける。

square ベンチマーク

SSDへ換装する前はさすがにモッサリ感があるものの、メモリ増設とSSDへの換装で動作は非常に滑らかになった。

ProBook

CPU-Zの結果

CPU:AMD K15(A10-7300)
ソケット:FP3
チップセット:AMD A76M FCH
グラフィック:AMD Radeon R6
メインメモリ:DDR3L-1600 8GB Dual Channels
SSD:SATA 6Gb/s 250GB
TDP:19W
OS:Windows7 64Bit

ProBook

もともと付いていたメモリの型番は「M471B5273DH0-YK0」で、新たに追加購入したのは「M471B5173DB0-YK0」。

同じSamsung製なので、これでDualにならなかったら憤慨していたところだが、めでたくDualチャンネルになった。

ProBook

Windowsエクスペリエンスの結果

実際の使用感も十分満足できるレベルになっている。



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